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ディズニーの名作アニメ『美女と野獣』のあの劇中歌が新型コロナウイルス禍の“ニューノーマル”にあわせて進化!? パロディが秀逸すぎて海外でバズっている。(フロントロウ編集部)

『美女と野獣』のあの曲がコロナ禍仕様に

 1991年に公開されたディズニーのアニメーション映画『美女と野獣』は、アニメ映画史上初めて映画界最高峰のアワードであるアカデミー賞の作品賞ノミネートされた作品として知られるほか、シンガーのセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンがデュエットした(※)主題歌の「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」が、アカデミー歌曲賞およびゴールデングローブ賞主題歌賞、また、グラミー賞で映画/テレビ歌曲賞、デュオ/グループボーカル・ベストパフォーマンス賞を受賞するなど、音楽面でも非常に高い評価を得た。

劇中ではポット夫人の声を担当したイギリス人女優で歌手のアンジェラ・ランズベリーが歌唱。

画像: 『美女と野獣』のあの曲がコロナ禍仕様に

 そんな『美女と野獣』が生んだもう1つの名曲として、ディズニーファンに愛され続けているのが、魔女の魔法の呪いによってありとあらゆるアイテムに姿を変えられてしまった野獣の城の使用人たちが、主人公のベルをもてなすために歌う「ひとりぼっちの晩餐会(原題:Be Our Guest)」。

 昨今、新型コロナウイルスの脅威や影響をさまざまな手法で表現した楽曲がいくつも発表されるなか、ろうそくの給仕頭ルミエールがメインとなって披露する「ひとりぼっちの晩餐会」も、新型コロナ禍でマスクの着用を頑なに拒む人々へのディス曲としてパロディ。パンチの効いた歌詞がネット上で話題になっている。

 俳優兼シンガーのノア・リンクイストとアシュレイ・ヤングが歌う、「Wear a Mask(ウェア・ア・マスク/マスクをしろ)」と題されたパロディがこちら。

「Wear a mask Wear mask/そんなに大それたお願いではないでしょう?/顔の周りに布を巻きつければいいだけ、本当に簡単なこと/ジムやお店で…面倒くさがらないで/このルールは悪意があるものじゃない/あなたの陰謀説はぜんぶフィクション!/嘘はやめて、ケンカもやめよう/誰もあなたの権利を奪おうとなんてしていません!/あなたがたの不確かな憶測には、飲まないとやってられない/マスク着用の是非を問うみなさん、データを読んでごらんなさい/Wear a mask! Wear a mask! Wear a mask!」

「たった布切れ一枚のためにこんなに大騒ぎしている人たちを見るのは初めて/『息がしづらい』『熱すぎる』文句を言うのはやめなさい」

「やるべきことがたくさんある/単なる風邪なんかじゃない/だからマスクをしよう」

 こんな歌詞が並ぶ「Wear a Mask」は、それまでマスクの着用に馴染みがなかった欧米でも、ソーシャル・ディスタンスが確保できない場所では感染拡大予防のためのマスクの着用が要請されるようになってから、半年以上が経った今も、「マスク着用の強要は人権侵害」などと騒ぎ立て、大勢で集まってデモなどを行なう人々に向けた痛烈なメッセージ。

 ノアとアシュレイが歌う同曲は、ディズニー非公式ではあるものの、ユーモラスかつ的を得た歌詞やクオリティの高さから「最高すぎる!」、「シングルとしてリリースして欲しい!」と大反響を呼んでいる。


セレブも反応

 2017年に公開された実写版映画『美女と野獣』で野獣を演じた俳優のダン・スティーヴンスも、「Wear a Mask」をインスタグラムでシェア。

 さらに、ダンの投稿を目にした映画『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイも、「装飾品たちの言う通り」とコメントを添えて「Wear a Mask」を拡散していた。

画像: 左:ダン・スティーヴンス、右:アン・ハサウェイ

左:ダン・スティーヴンス、右:アン・ハサウェイ

(フロントロウ編集部)

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