キム・カーダシアンが自身の40歳のバースデーを記念して、カリブ海に浮かぶ「島」を貸し切りに。コロナ禍の自粛ムードのなか、友人や家族を招いて豪勢なパーティーを開催したことが、批判を通り越して嘲笑されまくっている。(フロントロウ編集部)

キム・カーダシアン、40歳の誕生日を「島」を貸し切って祝う

 14年間にわたって出演してきた人気リアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で得た知名度と人気を活用して、コスメや下着、香水、アプリのプロデュースなど手広くビジネスを展開しているキム・カーダシアンは、10月21日に40歳を迎えた。

 リアリティ番組のギャラや監修ブランドの収益にくわえて、インスタグラムに投稿するスポンサー関連の投稿1つにつき30万ドル(約3,300万円)〜50万ドル(約5,500万円)稼いでいると言われるキム。そんな彼女の2020年度の総資産は810億円をこえると米Forbesは見積もっている。

画像: キム・カーダシアン、40歳の誕生日を「島」を貸し切って祝う

 40歳と言えば、40代の始まりとなる節目の年。とはいえ、世界で最も新型コロナウイルス感染症による死者数が多く、感染者数も最多となっているアメリカでは、まだまだ自粛ムードが続き、第2波の到来も心配されている。

 事あるごとに贅の限りを尽くしたパーティーを企画していたキムでも、さすがに今年は控えめにするのでは…と思われていたが、四十路を迎えた記念すべきバースデーを、キムが盛大にお祝いしないはずがなかった。

 キムは、カリブ海に浮かぶ、あるプライベートアイランドを貸し切り、カーダシアン/ジェンナー家の家族や親しい友人たちを招いてバースデーパーティーを開催。

 その事をSNSで報告したのだが、コロナ禍で世間がまだまだ大変なことになっているなか、まったく“空気が読めない”彼女の言動や、富をひけらかすような素振りには、案の定、批判が殺到。それだけにとどまらず、呆れた人々がSNS上で彼女のコメントを引用し、キムやカーダシアン/ジェンナー家の家族をネタにしまくっている。

 家族やパーティーの参加者たちと常夏の島でお楽しみの様子を公開したキムは、ソーシャル・ディスタンスのルールはきちんと守ったことを強調しながら、こう長文メッセージを添えた。

「40歳。すごく恐縮しているし、恵まれていると感じてる。私は、自分の幸運をあたり前だと思う事は1日たりともない。とくに、私たちみんなが、何が一番大切かを気づかされるような、今という時にはね。今年の誕生日は、今日の自分を形成するのを手助けしてくれた数人の人たちと過ごすほかはないと思った。COVIDの前は、みなさんも、安全な環境のなかで旅行をしたり、家族や友人と集まることができるというシンプルな贅沢にこんなにも感謝したことはなかったんじゃないかしら。
今年の私の誕生日には、ごく親しい友人たちをプライベートアイランドへの旅行にサプライズ招待して、ほんの一瞬だけ、普通の生活に戻ったフリをした。みんなには、事前に2週間の隔離と複数回の健康チェックをお願いしてね。ダンスをしたり、ロードバイクをしたり、クジラの近くで泳いだり、カヤックをしたり、ビーチで映画を観たり、たくさんのことをした。
多くの人たちにとっては、今は、これが手に届くものではないということはわかってる。だから、こんな時は、自分の人生がいかに恵まれているかということを思い知らされるし、恐縮してる。#Thisis40(これが40歳) 


批判殺到&ネタにされまくる

 「恐縮している」と繰り返しながらも、そのほかのSNS投稿でも、一般の人々には味わうことができない豪華なパーティーやバケーションの模様を見せびらかし続けたキム。

 ツイッターでは、「私は2月から家族に一度も会えてないけど?」、「世の中にはコロナで亡くなった家族の死に立ち合えなかった人だってたくさんいるのに」、「コロナ禍で職を失って食べるのにも困ってる人がいるんだよ」といった冷ややかな批判も見られたが、一方で、キム一行のあまりの無神経さや浮世離れしたライフスタイルが、もはや滑稽だとネタにする人も続出。

 『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』でキムの姉、コートニー・カーダシアンが放ち、今ではネタ化している「Kim, there’s people that are dying.(キム、世の中には死んでいく人もいるんだよ)」という名台詞でキムのツイートに返信する人も現れた。

 さらに、選考基準は曖昧だが、キムのコメントを引用して、名作映画のワンシーンや名画とともに公開するというインターネット・ミーム(※)が流行。

※ネットを通じてコピー&拡散される、ネタ的要素の強い画像や動画、文章などの情報のこと

 一般人だけでなく、セレブや企業、美術館の公式ツイッターも参加し、総出でキムを茶化しまくっている。

俳優のザック・ブラフは、大惨事に終わった史上最大の“詐欺フェス”と呼ばれる「ファイア・フェスティバル」の主催者と加担したラッパーのジャ・ルールの写真を投稿

ジャーナリストのローナン・ファローは画家ヒエロニムス・ボスの作品『快楽の園』を投稿。

Netflix映画の公式ツイッターは、レオナルド・ディカプリオ主演のスリラー映画『シャッター・アイランド』のワンシーンを投稿。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)のアカウントは、フランス人画家アンリ・マティスの『ダンスⅡ』を投稿。

 ちなみに、キムやカーダシアン/ジェンナー家のメンバーたちが暮らすカリフォルニアでは、引き続き不要不急の外出は控えるよう州政府が要請している。彼女たちが自粛のルールを無視するのは今回が初めてではなく、これまでにも何度も不要不急の旅行にでかけたり、密になりやすいクラブを貸し切って夜遊びをする様子が目撃されてきた。

 今回の旅行には、カーダシアン/ジェンナー家の母であるクリス・ジェンナーをはじめ、キムの夫でラッパーのカニエ・ウェスト、姉のコートニー、妹のクロエ・カーダシアン、弟のロブ・カーダシアン、異父妹のケンダル・ジェンナーらが参加していたが、一番下の妹のカイリー・ジェンナーは同行していなかったよう。

 キムは、プライベートアイランドでのバケーションに出かける数日前にも、姉妹たちの主催でささやかなバースデーパーティーを開いてもらっており、今年はそれだけで済んだかと思いきや、結局、しっかり豪勢に祝ったことでも世間を呆れさせている。

もう1つのバースデーパーティでは、姉妹たちの仕切りでキムの歴代のバースデーパーティが再現された。

(フロントロウ編集部)

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