『キッズ・オールライト』出演俳優が銃で撃たれ死亡
2010年に公開されアカデミー賞にノミネートされた映画『キッズ・オールライト』に出演したエディ・ハッセルが現地時間2020年11月1日に銃で撃たれ、30歳の若さで命を落としたと米Varietyが報じた。
彼のマネージャーによると、事件が起きたのはアメリカのテキサス。詳しい場所は現在捜査中だが、カージャックの末に撃たれたものだと考えられている。
エディは1990年7月16日、テキサス州コルシカナ生まれ。2000年代から2010年代にかけていくつかの役を演じ、ジュリアン・ムーアとマーク・ラファロが主演した2010年の映画『キッズ・オールライト』ではクレイ役を演じた。
『キッズ・オールライト』は自らがレズビアンであり、ドナーからの精子提供を受けて子供を出産しているリサ・チョロデンコ監督と精子ドナー経験のあるスチュワート・ブルームバーグが4年の歳月をかけて共同で制作した大作。
カリフォルニアに住むレズビアンカップルの二人の子供たちが、精子提供者に会いに行ったことで、家庭に大きな変化が訪れるという作品。本作は、アカデミー賞で作品賞、脚本賞などを含む4つの賞にノミネートされた。
またエディは2013年の映画『ファミリー・ウィークエンド』や『スティーブ・ジョブズ』などの作品にも出演し、2017年に参加した映画『Bomb City』はダラス国際映画祭で観客賞を受賞した。
エディは俳優だけでなく、熱心なサーファーとスケートボーダーとしても知られていた。2013年の米Elleのインタビューで、エディは「スケートボードは僕の人生の大部分を占めていて、コマーシャルにも出演させてもらった。テキサスでは乗馬やロデオに夢中だったんだけど、ロサンゼルスに引っ越してきてからはスケートに夢中になった。自分のスタントは全部自分でやったよ。サーフィンやウェイクボードなどボードをつかってやるものはなんでも好きなんだ」と語っていた。(フロントロウ編集部)