ダドリー役のハリー・メリングが「その後」を語る
映画『ハリー・ポッター』シリーズの主人公ハリー・ポッターが、魔法使いの成人年齢である17歳になるまで“実家”としてきたダーズリー家の一人息子で、ハリーの従兄弟でもあるダドリー・ダーズリーを演じていた俳優のハリー・メリングが、シリーズ終了後、体形が大きく変化したことによって受けた“意外な恩恵”について米Peopleのインタビューで明かした。
シリーズ第1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』から、最終章の前編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』までの計5作品に出演したハリー。映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では、ダニエル・ラドクリフ演じるハリーとともにディメンター(吸魂鬼)に襲われるなど、短い出演時間でありながらも深い印象を残した。
そんなハリーが、ダドリーを演じていた頃と比べて激ヤセし、衝撃のビフォー&アフターを遂げていたことを以前フロントロウでもお伝えしたが、ダドリー役の時とは似ても似つかないまるで別人のような姿になったおかげで、“得をした”とハリーは語る。
「(『ハリー・ポッター』シリーズが終わり)人生の次のステージへと進む段階で、周りから“認識されない”というのは僕にとってはありがたいことだった。僕が歴史に残る作品の一部であることに変わりはないけど、(ダドリー役として認識されないということは)新たなスタートを切るにはもってこいだと思う。少なくとも僕は助かった」
例えば、ハリーの親友のひとりである優等生のハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンは、その後、ディズニーの実写映画『美女と野獣』でアイコニックなヒロインを演じるなど、新たなイメージを築くことに成功しているが、主人公のハリーを演じたダニエルは、ハリー役のイメージを払しょくするのに苦労したと言われている。「周りから気づかれない」というのは切ない気もするが、そういったことを踏まえると、たしかに「気づかれないほうが得」というハリーの考えも理解できる。
ちなみに、ハリーいわく、ダイエットをして痩せたわけではなく、演劇学校に通っていた18歳の時に自然に痩せていったそう。自身にとって最後の出演となった『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の時にはすでに“ぽっちゃり”から“ほっそり”に変わっていたため、ファットスーツを着なければならなかったことを過去に英HELLO!に明かしている。(フロントロウ編集部)