ケイト・ウィンスレットがトム・クルーズ超え
映画『アバター』の続編『アバター2』に出演するケイト・ウィンスレットが、酸素マスクなしで挑んだ水中シーンの撮影で、7分14秒にわたって息を止めることに成功していたことがわかった。米Entertainment Weeklyによると、これまでのハリウッド最長記録はトム・クルーズが映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の潜水シーンで打ち立てた6分から6分半だそうで、これによりケイトが最長記録保持者に。
ケイトは『アバター2』のためにフリーダイビングの特訓を受けるなど、かなり厳しいトレーニングを積んだそう。
しかし、ケイトは自分がトムの記録を破ったことを最近まで知らなかったそうで、「笑っちゃうけど、私はレビューとかメディアが発信する情報に本当に疎いの。インスタグラムもやっていないし、その手のものは私の人生から完全に切り離されてる。だからここ2週間くらい、現場で色々な人たちから『すごいね!7分14秒だって?信じられないよ』って言われて、『えっ、ちょっと待って。どうしてそのことを知ってるの?』って感じだった(笑)」と、米Entertainment Tonightのインタビューで明かした。
続けて、トムの記録を破ったことについて、「素晴らしいことだし、自分のことを誇りに思う。でも、同じことはもう二度とできないでしょうね。(あの記録を打ち立てた時は)4週間にわたる厳しい訓練が終わりを迎えた頃だったの」と言うと、「俳優という仕事の良いところは、これまで持っていなかった技術を身につけられること。まったく新しいスキルを学べるなんてラッキーよね」と付け加えた。
ちなみに、今回、ケイトに記録を破られてしまったトムは、極限の状況でも息を止める能力を鍛えるために、軍隊などで用いられる呼吸停止の特別プログラムを受けたといい、6分以上、息を止めて行なった水中でのアクションシーンは映画史に刻まれる名シーンとして知られる。(フロントロウ編集部)