ドウェイン・ジョンソンは監督泣かせ!?
プロレスラーから俳優へと華麗なる転身を遂げ、米Forbesが毎年発表している「世界で最も稼ぐ俳優ランキング」で2019年に続き2020年も堂々の1位に輝いたドウェイン・ジョンソンが、つい先日、撮了を迎えたNetflixのオリジナル映画『レッド・ノーティス(原題:Red Notice)』の撮影現場での爆笑のエピソードを自身のインスタグラムで明かした。
2019年に公開された映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』でもド迫力のカーアクションを披露したドウェインは、『レッド・ノーティス』でも壮大なカーチェイスを繰り広げる予定だった。しかし、撮影当日、そのために制作側が莫大な予算を投じて用意したポルシェのタイカンに乗り込もうとした際、悲劇が…。
なんとハリウッドを代表する肉体派俳優として知られるドウェインの体がデカすぎたのか、はたまたポルシェが小さすぎたのか、物理的に“乗れない”というまさかの事態が発生。
その時のドウェインとローソン・マーシャル・サーバー監督のまるでコメディのようなやりとりがこちら。
監督: ヘイ、D(※ドウェインの愛称)。ポルシェに乗ってみてくれ。私は撮影の準備を進める。
ドウェイン: よし、やろう!
ドウェインが車に乗ろうとするが、背中の横幅がありすぎて中に入ることができず、立ち往生することに。
監督: (笑い声)
引き続き苦戦するドウェイン。ダンスのシミーをするように、両方の肩を前後に交互に動かしてポルシェに乗り込もうとするも、まるで自販機の小銭の投入口に無理矢理押し込まれた茶色いマシュマロのような姿に。
監督: ちょっと待って、(車の中に)入れそう?
ドウェイン: ノー。
(監督の)ローソンが少しそわそわした様子で笑う。
監督: これは悪い冗談だよな?
ドウェイン: ノー。
監督: オー・マイ・ゴッド、なんてこった。
15秒間ほど気まずい沈黙が流れたあと、ローソンと私、そしてその場にいたスタッフ全員が大爆笑した。
クソッ。2020年へようこそ。
これにはドウェインも監督も笑うしかなかったようで、「誰かさんの体がスポーツカーに乗るには大きすぎて、ストーリーの一部を変更せざるを得なかった。(中略)最終的になんとかそのシーンを撮影するための“クリエイティブな方法”を見つけることができたけどね」と自虐交じりに嘆いた。
ちなみに、映画『ワンダーウーマン』のガル・ガドットと映画『デッドプール』のライアン・レイノルズが共演者として名を連ねる『レッド・ノーティス』は、最重要指名手配者の美術品泥棒とその存在を追う捜査官の攻防を描くスリラー映画で、ドウェインはインターポール(国際刑事警察機構)の捜査官を演じる。(フロントロウ編集部)