冬になれば見たくなる!『ホーム・アローン』
1990年に公開され、現在でも愛され続ける冬の定番映画『ホーム・アローン』は、クリスマスに家族と一緒に旅行に出かけるはずが、たった1人で家に取り残されてしまった8歳の少年と2人組の泥棒の戦いをコミカルに描いたストーリー。主演のケビン役を務めたマコーレー・カルキンは、多くのファンを魅了し、本作を機に一気にスターダムへ駆け上った。
そんな『ホーム・アローン』にケビンの従姉トレイシー役として出演したセンタ・モージズが、映画の公開から30年が経とうとしている2020年、米THRのインタビューで当時の貴重な撮影秘話を明かした。
30年ぶりに明かされる『ホーム・アローン』の撮影秘話
センタは映画『ホーム・アローン』で、ジョー・ペシ演じる警察に扮した泥棒のハリーに「君の家か?」と聞かれ、「違う」と返事をするトレイシーの役を務めた。彼女は撮影当時、ケビンの母親役のキャスリン・オハラがイルカのモノマネで共演者たちを楽しませてくれたことや、ジョー・ペシが子供達の前でFワードを言わないように必死になっていたことなど、微笑ましい思い出を語った。
そして驚くべきことに、家族が旅行に出かける前夜、てんやわんやの準備の中でみんな美味しそうに食べていたピザが、実は冷たくて激マズだったという秘話も明かした。撮影から30年たった今でも覚えているというのだから、相当激マズだったのだろう。
またセンタは、映画の中で一番撮影が大変だったシーンについてもコメント。それは、家族がパリに向かう空港を足早に通り抜けるシーン。ほんの数秒しかない場面ではあるけれど、撮影には数日も要したそう。
彼女は、「何千人ものエキストラがいて、私たちが危険な目に遭わずに全速力でオヘアのアメリカン航空ターミナルを駆け抜けられるように、巧みな振り付けがされていたの」と言い、続けて「私たちは全速力で走ったの。時々、高速道路での玉突き事故みたいに、お互いにぶつかって、ただ笑いながら走ることもあった」と、楽しそうな撮影の様子を明かした。
不朽の名作『ホーム・アローン』は、とても賑やかで楽しい映画だけれど、撮影も本編のように和気あいあいとした素敵な現場だったよう。(フロントロウ編集部)