ダニエル・ラドクリフが“待望論”を固辞する理由
映画『ハリー・ポッター』シリーズで全作品を通して主人公のハリー・ポッターを演じた俳優のダニエル・ラドクリフが、激辛の手羽先を食べながら質問に答えるYouTubeの人気シリーズ『Hot Ones(ホット・ワンズ)』に自宅からリモートで出演し、今や多くのセレブが活用するソーシャルメディア(SNS)のアカウントを開設することを前向きに検討するも、最終的に断念した理由を打ち明けた。
ダニエルと一緒に『ハリー・ポッター』シリーズに出演していたハーマイオニー役のエマ・ワトソンやマルフォイ役のトム・フェルトンは、以前からツイッターやインスタグラムといったSNSを利用しており、これまでSNSとは無縁だったロン役のルパート・グリントもつい最近インスタグラムデビューを果たした。当然、ファンからは「次はダニエルの番か…!?」という声もあがっているが、本人にその気はまったくないよう。
ダニエルは、過去にツイッターのアカウントを開設しようと本気で考えていた時期があると明かしたうえで、もしツイッターをやったら「『ダニエル・ラドクリフがツイッターで誰かと喧嘩になった』っていうニュースが世の中を駆けめぐる未来が100%想像がついた(からやめた)」と言うと、続けて、まだ『ハリー・ポッター』シリーズが続いている頃に、インターネット上に渦巻く罵詈雑言を目にして“とても嫌な思いをした”経験が、ツイッターを始めることに待ったをかけたことを告白。
「今よりもっと若い頃は、よくエゴサーチをしていたから、クソみたいなコメントをしょっちゅう読んでた。今思えば、(エゴサーチをするなんて)すごく馬鹿げてるし、すべきことじゃなかったと思う。ツイッターやそのほかのSNSはその延長線だ。自分について書かれた良いコメントばかり読まないかぎりはね。それそれで不健康な気もするけど」と語った。
さらに、「それとは別で、(SNSのネガティブな面に耐えられるほど)僕はメンタルが強くない気がする。今なら大丈夫だと思うけど」と付け加え、ツイッターをはじめとするSNSから距離を置いているのは、過去の教訓だけでなく、心の健康を保つことも理由のひとつであると明かした。(フロントロウ編集部)