MTVムービー&TVアワードで、今年8月に逝去した映画『ブラックパンサー』の主演俳優チャドウィック・ボーズマンに特別賞「Hero for the Ages」が贈られた。(フロントロウ編集部)

チャドウィック・ボーズマンが特別賞を受賞

 現地時間12月6日、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で延期されていた、MTV主催の映画とテレビ番組の祭典「MTVムービー&TVアワード(MTV Movie & TV Awards)」が開催され、今年8月、大腸がんとの約4年間の闘病の末に43歳の若さでこの世を去った俳優のチャドウィック・ボーズマンが特別賞の「Hero for the Ages(※日本語訳:世代を超えたヒーロー)」を受賞。

 映画『アベンジャーズ』シリーズでチャドウィックと共演した、アイアンマン役の俳優ロバート・ダウニー・Jr.とウォーマシン役の俳優ドン・チードルがプレゼンターとして登場し、チャドウィックの人柄や功績について称えた。

 マーベル映画史上初の黒人ヒーローが主役の映画『ブラックパンサー』で、主人公のブラックパンサー/ティ・チャラを演じたチャドウィックは、映画のなかだけでなく、キャリアを通じて黒人に対する人種差別と戦ってきた「真のヒーロー」として多くのファンや同業者たちから崇められている。

画像1: チャドウィック・ボーズマンが特別賞を受賞

 撮影中、間近でその姿を見ていたロバートが、「チャドウィック・ボーズマンには何か特別なものがありました」「セットに足を踏み入れるたびに、彼は周りの人たちを鼓舞して、良い影響を与えました」と言うと、ドンもそれに賛同し、「彼には、彼の仕事を愛し、彼に対して敬意を抱く人たちをひとつにする力がありました。彼の生き方は、より高い目的のもとで人々を結びつけました。そして、それが彼の遺産となるでしょう」と付け加えた。

画像2: チャドウィック・ボーズマンが特別賞を受賞

 続けて、ロバートは「彼はスクリーン上だけでなく、私生活でもヒーローでした。正直、彼の無私無欲で感動的な行動や行為の数々は、ここで説明するには長すぎます。(中略)彼はチャド(※チャドウィックの愛称)である時が一番のヒーローだった。チャドウィックこそ、彼がスクリーンで演じた誰よりも大きな存在でした」とコメント。その言葉に続くようにして、ドンは「彼を称えるこの賞に、こういったかたちで関わることができたことを、私たちはとても誇りに思っています。チャドウィック・ボーズマンは史上最も偉大であり、世代を超えたヒーローです」というメッセージでスピーチを締めた。(フロントロウ編集部)

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