ヘレナ・ボナム・カーターがマッチングアプリのCMに出演
映画『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役や、Netflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』でミリー・ボビー・ブラウン演じるエノーラ・ホームズの母親を演じたことで知られる俳優のヘレナ・ボナム・カーターが、マッチングアプリ「Bumble(バンブル)」の新たなキャンペーンに出演した。
ヘレナは、「When Dating Met 2020 with Helena Bonham Carter」と題されたBumbleのCMに出演。このCMは、ホリデーシーズンが近づくなかで、周囲から“恋人はいないのか”とプレッシャーをかけられる女性のコロナ禍での苦労を描いたものとなっている。
CMは、祖母と見られる女性が主人公に「今年はボーイフレンドがいないの? 努力が足りていないんじゃない?」と話しかけられる場面からスタート。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ステイホームやソーシャル・ディスタンスの確保を余儀なくされているなかで、恋人を作ることの難しさを、「家でビデオ通話する時」「デートに出かける時」「スキンシップをする時」「同じような毎日を繰り返す中で会話を広げなければいけない時」など段階を追って紹介していくという内容になっている。
「When Dating Met 2020 with Helena Bonham Carter」と題されたキャンペーン動画はこちら。
「バイブレーターを手にして」
ヘレナはBumbleのキャンペーンに出演するにあたってインタビューに応じて、自粛生活を余儀なくされている女性たちに向けて次のようにアドバイスを送っている。「バイブレーターを手にして。それから、ハグをするための重いブランケットも」。
「あとは、もう何もしないで。世界がおかしくなって、あなた自身が何かにショックを受けてしまっているような時には、何もしない時間が必要だし、落ち着いていて。進化なんて忘れるの。そのままでいて。望むのは、午後に飲む紅茶のことだけ。それ以上の望みを抱いてはダメ」とヘレナは、行動が制限されてしまっているコロナ禍ではあまり多くのことを望まないのが1番だと助言した上で、バンブルによる調査結果を持ち出しながら、次のように続けた。
「バンブルが今年、調査をしたところ、シングルの人たちの多くが、この1年を失ってしまったように感じていて、もうそれは取り返しのつかないことだと感じているということが分かったの。それは精神的にかなり参ってしまうものだと思うし、すごく理解できる」。
「女性たちはよく、自分のことを責めてしまうけど、事実、今年は不可能な年だったんだから」とヘレナは続けて語り、たとえ今年恋人ができなかった人がいたとしても、それはその人自身の問題ではないと励ましのメッセージを送った。(フロントロウ編集部)