カーディ・Bがウーマン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞
米Billboardが毎年恒例で主催している、その年に音楽界で最も目覚ましい活躍を見せた女性を称えるイベント「ウィメン・イン・ミュージック・アワード(Women in Music Award)」。2020年はオンラインで行なわれ、テヤナ・テイラーが司会を務め、デュア・リパやクロイ&ハリー、ドリー・パートンなどが表彰されるなか、その年を象徴する女性を称えるウーマン・オブ・ザ・イヤー賞は、ラッパーのカーディ・Bが受賞。
カーディは、メーガン・ジー・スタリオンとのコラボ曲「WAP」がBillboard Hot 100で初登場1位を獲得して音楽面で注目を集めただけでなく、自身のプラットフォームを使い黒人差別に抗議する運動ブラック・ライヴズ・マター(Black Lives Matter)やアメリカ大統領選挙について声をあげてきた。
カーディは現在もインスタグラムのアイコンを警察の誤解によって射殺された黒人女性ブリオナ・テイラーの名前がデザインされたものにしていることもあり、ブリオナの母親であるタミカ・パーマーが今回のイベントでカーディを紹介。
そんなカーディは世界中の女性たちに「人生は夢を叶えるためのもの。でも夢を実現するためには、(それが)天から降ってくるなんて思ってはだめ。努力をしなくてはいけない。野心を持たなければいけない。ネットワークも持たなければいけない。やっていることが上手くならなくてはいけない。そして信じられないかもしれないけれど、批判を受け入れなければいけない。人は私は批判を受け入れられていないって言うけど、そうじゃない。人から『これはできない、これもだめ』って言われると、上達しようと思い練習する。希望はあるの。みんなの夢には希望がある」と心強いメッセージを送った。
レディー・ガガが花束を贈る
こうしてウーマン・オブ・ザ・イヤー賞という名誉ある賞を受賞したカーディにご褒美が届いた。カーディの元に届いたのは、レディー・ガガからのお祝いの花束。カーディは、「10代の頃にガガが私の人生を変えてくれた」「彼女の影響で私は人と違うことを気にせず、自分らしくいられる」とツイートしたことがあるほどで、学生の頃からガガの大ファンだと公言。
2019年のグラミー賞授賞式で初対面した際は、カーディが大はしゃぎしている姿がカメラにとらえられたことがあるまさに憧れの存在。
長年憧れてきたガガからの花束ということでカーディは、かなりテンションがあがっており「このヤバい花束、誰が贈ってきたと思う?」と放送禁止用語をふんだんに使い、自身のインスタグラムで紹介。そして花束に添えられていたメッセージでガガからもらったことを明かし、カーディは終始「アーーー」と言葉にならない声を発し喜びを爆発させた。
“Vadias, adivinhem quem me mandou essas flores? Nunca mais vou chorar tanto!” — Cardi B ao receber flores de Lady Gaga a parabenizando pelo prêmio de “Mulher do Ano” via Instagram Stories pic.twitter.com/JnH1tg1GNP
— Cardi B Brasil (@CardiBBR) December 10, 2020
ちなみにガガも今回カーディが受賞したBillboardウーマン・オブ・ザ・イヤー賞を2015年に受賞。ガガは自分のことを大ファンだと公言する後輩であるカーディが音楽界の女性を代表する賞を受賞したことをお祝いした。(フロントロウ編集部)