CDのジャケットに潜む「謎の言葉」
シンガーの[テイラー・スウィフト]()は、]7月24日にサプライズリリースしたキャリア通算8作目のアルバム『フォークロア(Folklore)から、5ヶ月も経たない12月11日に9作目のアルバム『エヴァーモア(Evermore)』をまたもやサプライズリリース。
姉妹作であり、春夏を意識した『フォークロア』と秋冬を意識した『エヴァーモア』の2作の優しさと物憂げな雰囲気が入り混じった“コテージコア”と呼ばれる世界観にファンたちがどっぷりと浸るなか、イースターエッグ(※)の名手であるテイラーが、こっそりと隠していた“ある重要なヒント”が目ざといファンたちにより発見された。
※ 楽曲やMV、SNS投稿に潜む隠しヒントやメッセージのこと
それは『フォークロア』の全部で8パターンあるCDのジャケットのうち「ハイド・アンド・シーク(かくれんぼ)」と名付けられたバージョンの写真にさりげなく印刷された「Woofvale(ウッドベール)」という文字。
Did you guys see it too?? This is from "hide and seek" #folklore cd
— Mica (@stanfolktaylore) August 14, 2020
"woodvale" pic.twitter.com/3T0y40df2N
モノクロ写真の右上の木の枝にかぶせるようにして、白い文字で「Woodvale」と記されているのがわかるだろうか?
これを発見したファンたちの多くが、単なる印刷ミスとは到底思えない「Woodvale」という言葉が、『フォークロア』、『エヴァーモア』に次ぐ、10作目のアルバムのタイトルなのではないかと予想している。
「Woodvale」はテイラーが購入した家?
「Woodvale」という言葉を調べてみると、『フォークロア』のフィジカル(CDとアナログレコード)限定のボーナストラックとして収録された楽曲「ザ・レイクス(The Lakes)」の舞台となっている、イングランド北西部カンブリア郡にある「湖水地方(レイク・ディストリクト)」にある同名の邸宅に行き当たることが判明。
omg woodvale is literally a property in THE LAKES DISTRICT near LAKE WINDERMERE and IT HAS BEEN SOLD??? TAYLOR I SEE YOU!! #folklore #evermorealbum #woodvale #ts10 pic.twitter.com/di98cEWDjG
— ender07 (@poetswenttodie7) December 11, 2020
この邸宅は、最近になり買い手がついたことが分かっており、もしかしたら購入者はテイラーなのではないかともウワサされている。
湖水地方は、テイラーと恋人で俳優のジョー・アルウィンがロマンチックな休暇を過ごした場所で、「ザ・レイクス」にはジョーへの想いがふんだんに込められているとも言われている。
文字の配置に注目
テイラーが公開した『フォークロア』と『エヴァーモア』のトラックリストに注目してほしい。
『フォークロア』は「中央揃え」、『エヴァーモア』は「左揃え」となっている。今になって見返してみると、なんだか不自然にも見える文字の配置は、もしかして3部作最後の作品となるアルバム(=『Woodvale』)のために『右揃え」を残してあるのではないかという説もある。
テイラーが10作目として『Woovale』と題されたアルバムをリリースするかもしれないという説は、どんどん過熱しさまざまな可能性が議論されており、なかには、かなり飛躍しているものも。現時点では、すべてが仮説でしかないものの、ファンたちは2021年の春前にはテイラーがまた新たな作品を発表するのではないかと期待している。
とにかく“匂わせ”で楽しませてくれるテイラー。果たして今回のファンたちの推理は命中となるか?(フロントロウ編集部)