大御所シンガーのポール・マッカートニーが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により自宅にいることが多かった2020年に得た教訓を明かした。(フロントロウ編集部)

『マッカートニーⅢ』を12月18日にリリース

 ザ・ビートルズの元メンバーであるポール・マッカートニーは、2020年12月18日に自身の名を冠したアルバム『マッカートニー』の第3弾である『マッカートニーⅢ』をリリース。2020年は、第1弾の『マッカートニー』がリリースされて約50年という節目の年。

 この記念すべき年である2020年にリリースされる『マッカートニーⅢ』は、今年のはじめにレコーディングされ、そのほとんどでポールがギター、もしくはピアノを弾き語りで歌っているものを収録。その録音の上から、ベースやドラムを後から足して制作されている。

 そんなこだわりがつまったアルバムのリリースを予定しているポールは、2020年、新型コロナウイルスの感染拡大のため、出演予定のグラストンベリーが中止になるなど、何かと影響を受けた。多くの経験をしてきたポールにとっても2020年は恐ろしかったようで「たぶん僕たちが生きていた中で最も恐ろしい年だった」と語るも、ポールは自宅にいる時間が長く、しっかりと時間が取れたため、コロナ禍でも教訓を得ることができたとSirius XMのラジオ番組『The Howard Stern Show』で明かした。

ポールが得た教訓とは?

 ポールは隔離生活など2020年に起こったことをポジティヴに捉えようとしており「人生で最も恐ろしい年に、僕たちはそこからいくつかの教訓を得る必要があると思う。たとえば、ペースを落とすことは良いことで、生き急ぐかわりに、家族や人々と過ごすのもいいこと。僕にとってこれが不幸中の幸いだったんだ」と語り、コロナ禍で教訓を得ることができたよう。

画像: ポールが得た教訓とは?

 実際にポールはロックダウン中にイギリス・サセックスにある別荘で、妻のナンシーをはじめ、娘でフォトグラファーとして活躍するメアリー・マッカートニーと彼女の子供たちと過ごし、家族での時間を大切にしていた。さらには、毎日音楽に触れ、仕事のためではなく、自分のために楽曲を作っている感じで楽しめたことを『マッカートニーⅢ』のプレスリリースで話した。

 78歳のポールでも経験したことがなかった出来事が起こった2020年。その中から教訓を得て、マイナスに捉えるのではなく、ポジティヴに生きようとする姿勢は、多くの人が見習うべき姿だった。

(フロントロウ編集部)

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