数々の大作映画に出演する大物俳優にもかかわらず気取らない人柄で知られ、好感度バツグンなウィル・スミスが、コロナ禍の中で白血病に立ち向かう子供にサプライズでPS5をプレゼント。(フロントロウ編集部)

衰えぬ人気とルックスのウィル・スミス

 ウィル・スミスは映画『メン・イン・ブラック』や『インデペンデンス・デイ』などで知られる俳優。1990年代からハリウッドの第一線で活躍し、近年も映画『バッドボーイズ フォー・ライフ』や『ジェミニマン』など、数々のヒット作に出演している。

画像: 衰えぬ人気とルックスのウィル・スミス

 年齢を重ねてもまったく老けて見えない、“年齢不詳なセレブ”の1人に数えられるウィルは現在52歳。2019年に公開された『ジェミニマン』では最先端のCG技術でさらに若返った表情を披露したが、2021年に公開予定の映画『King Richard』では、実年齢よりも歳を取ったキャラクターを演じることで注目されている。

 そんなウィルは、大物にもかかわらずファン思いで気取らない人柄で知られている。そして、そのウワサを裏付ける、心温まるエピソードが話題に。

ウィル・スミス、白血病の子供にPS5をプレゼント

 2020年12月14日、Snapchatの公式アカウントが『Will from Home Holiday Special』というタイトルのビデオを投稿。ウィルが白血病に苦しむ14歳のエイダン・イールドと彼の父親のチャックにPS5などのギフトを贈ったことがわかった。

 エイダンは2020年の初めに急性リンパ性白血病と診断され、ちょうどロックダウンが始まった頃に、クックチルドレンズメディカルセンターで治療を始めた。彼は毎週火曜日に化学療法を受けるためにセンターに通っていたけれど、病院の感染拡大防止策のため「患者一人につき、付き添えるのは親または介護者一人のみ」と制限され、病院で働く母親のロリしか付き添うことができなかった。

 彼の父親であるチャックがそんなエイダンを励ますためにとったのは、なんと病院の駐車場でダンスを踊ること。苦痛が伴うと言われる白血病の治療中、チャックはエイダンの病室に一番近い駐車場で、ダンスを踊り続けた。

 スピーカーから明るい音楽を流し踊り続ける父親を見たエイダンが思わず踊り出す様子を収めた動画は、Facebookで10万以上のいいねをあつめ、大きな話題となった。

 そんな親子に感動したのだろうか、ウィルは米おもちゃ会社のGame Stopと協力してPS5やその他の製品をプレゼント。さらに彼は親子にダンスの振り付けをいくつか教えてあげるための先生として、シンガーソングライターのジェイソン・デルーロを招き、共にビデオ通話をした。

 ウィルはビデオで「あなたの子育てと、あなたの子供を見るのは素敵なことだ。あなたの子育ては、私たち全員に、こうあるべきだということを教えてくれている」とコメント。そしてGame Stopと共に、それぞれ約55万円(5,000ドル)ずつクックチルドレンズメディカルセンターに寄付したそう。

 やっぱり噂に違わずいい人だったウィル。エイダンの治療は今後2年以上続くと言われているけれど、回復して元気な姿を見せてくれることを願う。(フロントロウ編集部)

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