オスカー俳優からの逆オファーを断っていたマーベル
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の2作目として2008年に公開された映画『インクレディブル・ハルク』でMCU作品に初登場し、同作ではエドワード・ノートンが演じたブルース・バナーことハルク。
今でこそ、映画『アベンジャーズ』からシリーズ完結編の『アベンジャーズ/エンドゲーム』、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』で同役を演じた俳優マーク・ラファロのイメージが定着しているハルクだけれど、実は以前、とある俳優から“ぜひハルク役に”とマーベルスタジオに逆オファーがあったのだという。
マーベルに自らを売り込んだ俳優とは、2013年に公開された映画『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞の主演男優賞を受賞した俳優のマシュー・マコノヒー。
マシューは2020年10月に出演したポッドキャスト『Happy Sad Confused』でこのエピソードを明かしており、彼は番組のなかで、ハルクことブルース・バナーを「ぜひ演じてみたかった」と認めた上で、制作のマーベルスタジオにも自身が演じることを提案したものの、「彼らからは、『いいえ、結構です』と言われてしまったんだ」と振り返った。
マシューがマーベルに“逆オファー”をした具体的な時期については定かではないものの、MCU映画でアイアンマン/トニー・スタークを演じたロバート・ダウニー・Jr.は以前、最終的にハルク役に決まったマークに同役を受けるよう、自ら説得していたことが明らかになっている。
マークは昨年、米人気トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジミー・ファロン』に出演した際、ハルク役のオファーを受けた当初、この役を受けるかどうか決めかねていたことを明かした上で、「ダウニーから電話をもらったんだ。僕が悩んでいるということを聞いたんだろうね、『ラファロ、一緒にやろう。僕らならできる』って言ってくれてね。まさにアイアンマンのような言い方でね。それで、『僕がやらないとなんだな』って思えるようになったんだ」と、ロバートから説得の電話を受けたことを明かしていた。
マークは今後もMCU作品でハルクを続投することが決定しており、ハルクの血を受け継いだ女性ヒーローのシーハルクを主人公に据えたディズニープラス(Disney+)の新シリーズ『シーハルク』にも出演する予定となっている。(フロントロウ編集部)