明るく楽しいフェミニズム映画の金字塔
リース・ウィザースプーンが主演を務めて大ヒットした映画『キューティ・ブロンド』シリーズの新作が制作されることが発表されたのは、2018年のこと。
リースが演じるエル・ウッズは、ファッションや美容が好きな女の子。最初は、好きな彼と別れたくないがために法学部を目指していたけれど、そのうちに自分の中にあった賢さや情熱に気がつき、自分らしく自立した女性になっていったエルの姿は、今でも多くの少女たちを笑顔にしている。
『キューティ・ブロンド3』、エルは40歳に
そんな『キューティ・ブロンド』の最新作となる3作目では、リースがエル役として続投し、『オーシャンズ8』のアミータ役や、『私の“初めて”日記』の制作として知られるコメディアンのミンディ・カリングが脚本を担当する。
「私は、『ブルックリン・ナイン-ナイン』のクリエイターであるダン・ゴーアと一緒に脚本を書いているんだけど、このシリーズが本当に大好き。エル・ウッズというキャラクターが好きだし、リースが私に脚本を依頼してきた時は、『もちろん!』ってかんじだった」と、米Accessのインタビューで話すミンディは、前作よりさらに成熟したエルを描くことに意気込みを見せた。
「私たちによるエル・ウッズに、みんながどう思うのか見るのを待ちきれない。私たちは、40歳のエル・ウッズを描いた。だから、21歳の頃のエルに対して40歳の彼女を想像するのはすごく面白かった」
映画やドラマ、テレビ番組などでは、40代以上の女性が描かれないことが問題となってきたけれど、明るく楽しいキャラクターのエルが40歳となって帰ってくることには、様々なポイントからファンを喜ばせるものとなりそう。
『キューティ・ブロンド3』の撮影開始はいつ?
本作の制作スケジュールは、当初発表されていた予定からは遅れている。2020年10月に、『キューティ・ブロンド3』は2022年5月公開と発表された一方で、新型コロナウイルスの脅威もまだ続いているけれど、ミンディはその撮影や、オリジナル版からの名場面復活について、期待が膨らむこんなコメントを届けた。
「映画撮影をいつまた出来るのかは分からないけど、リースが脚本を気に入ってくれて、今年撮影ができたら最高だよね。“曲げてスナップ”は永遠。もちろん、ファンお気に入りのシーンを、オリジナル版からたくさん取り込むよ」
ちなみに、ネイル店で出会い、エルの親友となったポートレットを演じたジェニファー・クーリッジや、エルの夫であるエメットを演じたルーク・ウィルソンも、オファーさえあれば出演したいと過去に話している。ジェニファーの出演はほぼ確定と見られているけれど、2人の出演について正式な発表が待たれる。(フロントロウ編集部)