※この記事には、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のネタバレが含まれます。
ダース・ベイダーの起源を描いた『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』
映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』は、2005年に公開された作品。『スター・ウォーズ』シリーズの中でも、のちにダース・ベイダーとなるアナキン・スカーウォーカーの人生を描いた“新三部作”のフィナーレ、『エピソード3』にあたる。
アナキンを演じたのはヘイデン・クリステンセン。そしてその師匠であるオビ=ワン・ケノービをユアン・マクレガーが演じ、アナキンが愛するパドメ・アミダラをナタリー・ポートマンが演じた。
新三部作は、アナキンが師弟関係に悩み、ジェダイの教えに疑問を抱きながらライトサイドからダークサイドへと引き込まれていく悲劇だけれど、『シスの復讐』はその集大成ともいえる悲しい出来事が次々と起こる。そのなかでも、アナキンがダークサイドの洗礼を受け、ジェダイを皆殺しにする指示を受けた後の展開は涙なしにはいられない。
ヘイデン・クリステンセン、舞台裏でもダークサイド?
そんな映画『シスの復讐』の中でも最もショッキングなシーンの一つに、アナキンによるパダワン(ジェダイの見習い)の虐殺シーンがある。騒ぎが起こり聖堂に隠れていた小さなパダワンたちは、アナキンの姿が見えた瞬間ホッとしたように物陰から姿を現し、「マスター・スカイウォーカー!クローンが反乱しました。どうすればいいんです?」と不安そうに話しかける。
ところがすでにダークサイドに落ちてしまっているアナキンは、恐ろしい表情でライトセーバーを起動。目の前にいたパダワンは、呆然とした表情でビクッと肩を震わせる。この後どうなったかは直接描かれていないけれど、アナキンが全員に危害を加えたことは明らか。
そのシーンでアナキンに話しかけるパダワン、ソルス・バンディームを演じたロス・ビードマンは、米掲示板のRedditのQ&A企画に登場し、「あのシーンで後ろによろめいたのは事故?それともジョージ・ルーカスの指示だったの?」と聞かれ、「僕の記憶によると、ヘイデンはその時『ワッ!』と叫んだ。それが僕をビクッとひるませ、シーンに恐怖を追加したんだ」とコメント。
つまりこのシーンでヘイデンは、いたいけな子供の恐怖の表情を引き出すために自ら子供たちを驚かせようとシャウトしていたということ。さすがは暗黒卿、ダースベイダーの前身となる人物を演じただけあるダークサイドな行動!
ちなみにヘイデンは、Disney+ (ディズニープラス)で配信予定のユアン・マクレガー演じるオビ=ワン・ケノービのスピンオフドラマにダース・ベイダー役で再登場する予定。(フロントロウ編集部)