スリラー映画の最高峰『羊たちの沈黙』続編
1991年に公開されたスリラー映画『羊たちの沈黙』の続編ドラマ『クラリス(Clarice)』が、米CBS制作にて2021年2月11日より全米で放送が開始される。
映画『羊たちの沈黙』は、「人食いハンニバル」などと呼ばれている殺人鬼として高名な精神科医のハンニバル・レクター博士を主人公にしたスリラー映画で、公開から約30年が経過した現在でもなお多くのファンによって愛され続けている。
ドラマ『クラリス』は、そんな映画『羊たちの沈黙』から半年後のアメリカを舞台に、レクター博士と獄中で交流をしたFBIの訓練生、クラリス・スターリングが主人公になり新たな事件と向き合っていくストーリー。
ドラマ『クラリス(Clarice)』のフル予告編が解禁
このたび公開された『クラリス(Clarice)』の予告編は、『羊たちの沈黙』ファンも、見たことがない人もゾクゾクするような、スリリングな内容となっている。
名曲『カントリー・ロード』のゆったりとした不気味なカバー曲が流れる予告編では、映画『羊たちの沈黙』で起きた悲惨な出来事の一年後、1993年にFBI捜査官となったクラリスが連続殺人犯の追跡に戻るところに焦点を当てている。
『羊たちの沈黙』で出会った連続殺人犯によって植え付けられたトラウマが未だ癒えないままのクラリスは、再び凶悪な犯罪者を追いかける世界に連れ戻される。さらにドラマではクラリスがアメリカの首都、ワシントンDCで起きている政治的な陰謀にも直面し、複雑な展開を迎える。
予告編の中では、『羊たちの沈黙』に登場した場所や、物語の重要な鍵を握っていた“プレシャス”という名のプードルもチラリとその姿を見せている。
一つ気がかりなポイントとしては、ドラマ『クラリス』では、権利関係で「ハンニバル・レクター」という名前を出してはいけないということ。クラリスにとってキーパーソンとなるレクター博士の名を出さずに、一体どんな物語になるのかが、ファンにとって大きな論争を呼んでいる。
米CBSのドラマ『クラリス(Clarice)』は、2021年2月11日より全米で放送が開始される。(フロントロウ編集部)