パワフルな女性を描く映画『ワンダーウーマン 1984』
俳優のガル・ガドットが演じる“ダイアナ・プリンス”ことワンダーウーマンは、2016年に公開された映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で初めて登場したDCコミックスのスーパーヒーロー。
2017年には第一次世界大戦中の活躍を描いた単独映画『ワンダーウーマン』が世界的な大ヒットを記録し、その続編である『ワンダーウーマン 1984』が2度の公開延期を経て、ついに12月18日に全国公開。待望の続編では、前作から70年後の世界を舞台に、さまざまな経験を積んだダイアナが再びパワフルに活躍するという物語になっている。
コミック版『ワンダーウーマン』の赤リップが採用されていない?
そんなガルが演じるワンダーウーマンは、コミックの世界観を忠実に再現しながらも、DCコミック版に登場する従来のワンダーウーマンのトレードマークとも言える「赤いリップ」をつけた姿を、実は劇中で披露していない。むしろ劇中のダイアナは、ナチュラルで親しみやすいメイクをしてることのほうが多い。
では、なぜ赤リップを採用しなかったのか。その理由は、ダイアナが「外の世界」で身分を隠しやすくするため。
ご存知の通り、女性だけが住む島で育ったアマゾン族の王女ダイアナは、前作でクリス・パイン演じるスティーブ・トレバーと出会ったことをきっかけに「外の世界」に旅立ち、その後は正体不明のヒーローとして「外の世界」で悪と戦い続ける日々を送っている。
米Allureのインタビューで、ガルは「ワンダーウーマンは(正体不明のヒーローとして)影のなかで動いている。彼女はすでに“ワンダーウーマン”で、背も高くて、これだけですでに目立つ存在なの。だから私たちは、大胆なリップをすることは、より多くの注目を集めるだけだと思った」と、上手く周囲に溶け込むために、あえて赤リップの採用を見送ったと明かした。
ガル自身は赤リップが大好き
プライベートでは、比較的ナチュラルなメイクを好んでいるガルだけれど、もちろん赤リップをたっぷり塗って気分を盛り上げたいときもあるそう。
ガルは「とくに人の目を惹きつけたいときは、レブロンのレブロン スーパー ラストラス リップスティックのスーパーレッドを塗るのが大好き。クリーミーで使いやすく、完璧な色合いなの」と語っている。
現在、絶賛公開中の『ワンダーウーマン 1984』。実際にガル演じるダイアナが劇中でどんなメイクを披露しているのか、ぜひその目で確かめてみては。(フロントロウ編集部)