セレーナ・ゴメスが全編スペイン語の新曲をリリース
シンガーや俳優に加え、コスメブランド「Rare Beaty(レア・ビューティー)」を立ち上げたり、苦手な料理に挑戦する料理番組『Selena + Chef(原題)』に出演したり、ここ最近、さらに活躍の場を広げているセレーナ・ゴメスが、全編スペイン語で歌う新曲「De Una Vez(日本語訳:一度に)」をリリースした。
父親がメキシコ系アメリカ人のセレーナは、以前からスペイン語の楽曲を制作することを切望しており、世界に分断の危機が訪れている今だからこそ、自身のルーツでもあるラテン系ミュージックの力を借りて何かしらのメッセージを発信したいと思ったことを、Apple Musicのインタビューで語っている。
以下、「De Una Vez」のスペイン語の歌詞の日本語訳。
以前のように傷つくことはない
あなたの愛によって受けた傷は癒えた
これを最後に
私はひとりでも強くなる
過去のことは後悔していない
あなたのそばで過ごした時間を忘れない
翼を切り落とされたけど
私の心は何もかもはねのけられるほど強くなった
私にはもうあなたがいない
でも私には私がいる
あなたにはこれを自分のことだと思ってほしくない
あなたに忘れさせないために私は去った
あなたの愛が終わりを迎えた時、生まれ変わることができる
最後の海が乾いた時
私は戻ることを考える
今は自分の気持ちがよくわかる
あなたはもういない
過ぎ去った時間がどれほど良かったことか
あなたに負わされた傷は癒えた
言ったでしょ
私にはもうあなたを思う気持ちはない
あなたの存在を感じることはもうない
あなたは知らなかった
私を大切にする方法を…そして
これを最後に
私はひとりでも強くなる
過去のことは後悔していない
あなたのそばで過ごした時間を忘れない
翼を切り落とされたけど
私の心は何もかもはねのけられるほど強くなった
“大失恋からの復活”を歌った今回の新曲のインスピレーションについては明かされていないものの、やはり「セレーナ」と「失恋」と聞いて思い浮かぶのは、彼女が約9年間にわたってくっついたり離れたりを繰り返していたジャスティン・ビーバー。
特定の人物について歌ったものではない可能性も考えられるが、どちらにせよ、歌詞に出てくる「私の心は何もかもはねのけられるほど強くなった」という言葉を聞くかぎり、ようやく過去の苦しみや辛い出来事から解放され、今は“完全無敵”とも言える状態になっているよう。(フロントロウ編集部)