ブライアン&ケヴィンの“意味深ツイート”から関係性を紐解く
民主党のジョー・バイデン氏の大統領就任式が約2日後に迫るなか、政治思想の違いが原因で、人気ボーイズグループのバックストリート・ボーイズのメンバーのあいだに溝ができているのではないかという疑惑が浮上している。
今から約10日前、メンバーのブライアンが「僕を見つけて!ハハ、『ウォーリーをさがせ』みたいに。僕と一緒にソーシャルメディアのParlerに参加しよう!」とツイッターで呼びかけたことが、すべてのはじまり。言論の自由をうたう「Parler(パーラー)」は、ドナルド・トランプ米大統領の支持者に人気のSNSで、先日の連邦議会襲撃事件が発生したあと、Parler上で暴力を奨励する投稿が増えているとして、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)のアプリストアから削除されたことで知られる。
BTLittrell come find me... hahah like where’s Waldo
— Brian Littrell (@brian_littrell) January 9, 2021
Join me on Parler Social Media! https://t.co/QyHNCHhd5x
そして、ブライアンが上のツイートを投稿してから約1週間後、メンバーのケヴィンが「Qアノンのせいで親友を失った」という見出しがつけられた米Costmopolitanの記事を、自身のツイッターに「興味深い記事だ…」というコメントを付けてアップしたことで、様々な憶測を呼ぶことに。
Interesting read... � ✌�❤️ https://t.co/WrLClXCFT4
— Kevin Richardson (@kevinrichardson) January 13, 2021
Qアノン(QAnon)とは、アメリカの極右が提唱する陰謀論のことで、Parlerの利用者にはトランプ大統領の支持者だけでなく、Qアノンの信奉者も多い。彼らが唱える陰謀論では、米政府を裏で牛耳っているのは、世界規模の児童売春組織を運営する悪魔崇拝者および小児性愛者の秘密結社で、トランプ大統領はその秘密結社と戦う“英雄”であるとされている。
真意はケヴィン本人にしかわからないが、「Qアノンのせいで親友を失った」という記事の見出しにかけて、“ブライアンがQアノンの信奉者”だと暗に示唆していると深読みできなくもない。仮にその読みが当たっているとすれば、現在、2人のあいだには大きな溝ができているということになる。
ちなみに、ブライアンは、2017年に米TMZのインタビューでトランプ大統領の支持をする内容のコメントを残しており、今もその信念が揺らいでいない可能性は高い。一方、ほかのメンバーはというと、ハウィー・Dとニックについては不明だが、A.J.はバイデン次期大統領を推している。政治思想が違うから「不仲」ということにはならないが、ケヴィンのツイートがブライアンを指したものだとすれば、2人の仲を心配せざるを得ないが果たして。(フロントロウ編集部)