映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの最新作で、降板したジョニー・デップに代わってグリンデルバルドを演じるマッツ・ミケルセンが、代役を引き受けようと思った理由を明かした。(フロントロウ編集部)

マッツ・ミケルセンが『ファンタビ』出演の裏話を語る

 「北欧の至宝」と呼ばれるデンマーク出身の実力派俳優マッツ・ミケルセンが、これまでに2作品が公開されている映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの最新作で、降板した俳優のジョニー・デップの代役として、グリンデルバルド役のオファーを引き受けた理由を英Screen Dailyのインタビューで明らかにした。

 ご存じの方も多いと思うが、昨年11月、元妻アンバー・ハードへのドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)を報じた英紙との名誉毀損裁判でジョニーが敗訴したことをうけて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを製作するワーナー・ブラザースが、ジョニーにグリンデルバルド役を辞退するよう要請。それに応じたジョニーは、後日、自身のインスタグラムに投稿した直筆のメッセージを通じて、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを降板したことを発表した。

 代役候補として、シリーズ1作目でグレイブス(グリンデルバルドが変身した姿)を演じたコリン・ファレルのほか、複数の名前が挙がっていたが、最終的に当初から有力候補とされていたマッツに決まった。

画像: マッツ・ミケルセンが『ファンタビ』出演の裏話を語る

 「ロックダウン(都市封鎖)の影響で、3月頃からずっと働いてなかったんだ。そんな時、(代役の)オファーをもらったんだけど、まさにパーフェクトな役だと思った」

 新型コロナウイルスによるパンデミックで仕事ができない日々が続き、手持ち無沙汰だった時に運よく舞い込んできたのが、世界的に大人気の映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのグリンデルバルド役のオファーだったそうで、タイミングや役どころなどすべてにおいて「完ぺき」だと思ったマッツはこのオファーを快諾。

 また、『ファンタスティック・ビースト』は『ハリー・ポッター』と同じ世界観を共有していることで知られるが、マッツの娘が『ハリー・ポッター』シリーズの大ファンであったことも決め手のひとつだったという。そんなマッツ自身も以前から魔法使いを演じることに興味があったそうで、「あの手の世界観が好き」と明かした。

 ちなみに、新生グリンデルバルドを演じるマッツは昨年12月から撮影に参加しており、現在はその真っただ中である。(フロントロウ編集部)

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