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映画『ゴーストバスターズ』でウィンストン役を務めたアーニー・ハドソンが、2016年に公開されたリブート版の映画『ゴーストバスターズ』について、「間違いだった」と自身の意見を明かした。(フロントロウ編集部)

色あせぬ名作『ゴーストバスターズ』

 映画『ゴーストバスターズ』は、4人の男が幽霊退治を行なうコメディSF。1984年に公開された本作は現代でも色あせぬ人気を誇っており、2016年にはリブート版が制作され、2021年には続編となる『ゴーストバスターズ:アフターライフ(Ghostbusters: Afterlife)』が公開される予定。

 そんな本作で『ゴーストバスターズ』のメンバーの1人であるウィンストン・ゼドモアを演じたアーニー・ハドソンが、2016年に公開されたリブート版について、「間違いだった」とコメントし、話題を集めている。

ウィンストン・ゼドモア役俳優が2016年のリブート版にコメント

 米Living Life Fearlessのポッドキャストに参加したアーニー・ハドソンは、自身も出演予定の『ゴーストバスターズ:アフターライフ(Ghostbusters: Afterlife)』についてインタビューに応えながら、2016年のリブート版について自身の意見を明らかにした。

画像: 『ゴーストバスターズ』(2016)

『ゴーストバスターズ』(2016)

  まず、2016年版は個人的には好きな作品であることを明かしたアーニー。しかし、“リブート”という形を取ったことは正しい判断ではなかったと続けた。

 「僕に言わせればリブートとは、映画のやり直しをしようとしていることを意味している。一度やったことの別バージョンということだ。そう考えると、(2016年のリブートは)間違いだったと思う」と語り、続けて「あれは、(『ゴーストバスターズ』の)続編でも拡大版でもなかった。なんとなく、別のユニバースに属していた。わかるかな?僕らと似ているけど、僕らではない僕らだった」と説明。

画像: ©︎COLUMBIA PICTURES

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 「同じ物語の再演のように感じた」として、そのせいで、「自動的に(オリジナル版と)比較する原因になってしまう」と、リブートの難しさを語った。

 ちなみに2016年に公開された『ゴーストバスターズ』は、キャラクターの性別を男女逆転させた作品。女性を主人公とした大作が少ないことが長年問題になっているハリウッドの変換期を告げる作品の一つとして注目されたけれど、それを嫌がる一部の映画ファンから、監督のポール・フェイグやキャスト陣にSNSで殺害予告や女性蔑視のコメントが寄せられるという騒動も起きた。賛否を分けた結果、興行収入的には失敗作となり、スタジオ側はリブート版のプランを中止してオリジナルの続編という形でシリーズを続けることを決定した。

 そんな騒動を経て誕生した、映画『ゴーストバスターズ』の続編『ゴーストバスターズ:アフターライフ(Ghostbusters: Afterlife)』は2021年11月にアメリカで公開予定。日本での公開日は近日発表予定。(フロントロウ編集部)

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