ゲームがもとの人気アクション映画『トゥームレイダー』
『トゥームレイダー』は1996年から続く世界で人気のアクションゲームシリーズ。トレジャーハンターのララ・クロフトを主人公に、様々な冒険が繰り広げられる。
ゲーム版は10作品を超えるメインシリーズに加え、リブートやスピンオフなど様々な展開をしており、2021年には発売から25周年を迎える。
本作は欧米では特に人気が高く、2001年にはアンジェリーナ・ジョリーを主演に迎えた映画『トゥームレイダー』が、さらに2003年にはその続編として『トゥームレイダー2』が公開された。
また、2018年にはアンジェリーナ版のリブート作品として、映画『エクス・マキナ』や『コードネーム U.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデル版の『トゥームレイダー ファースト・ミッション』も公開。
強くたくましい冒険家の女性を描いたシリーズ作品として多くの人々に愛され続けている『トゥームレイダー』シリーズの新作について、この度新たな情報が発表された。
『ラヴクラフトカントリー』のショーランナーが手がける『トゥームレイダー』
今回、アリシア版『トゥームレイダー』の続編の監督、および脚本家として、2020年にアメリカで話題となったドラマ『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』より、ショーランナーのミシャ・グリーンが抜てきされることが米Deadlineによって報じられた。
さらに、アリシアの続投も確実なものと見られている。
ミシャ・グリーン抜てきに期待高まる!
ミシャはジョーダン・ピールやJ・J・エイブラムスと肩を並べて『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』を作り上げた人物。
ドラマ『ラヴクラフトカントリー』は『クトゥルー神話』の作者H・P・ラヴクラフトをモチーフ作られた作品。ラヴクラフトが生み出した神話体系や神々のイメージは、多くのアーティストに影響を与えてきたことで知られているけれど、実は彼自身は白人至上主義の差別主義者。
『ラヴクラフトカントリー』ではそんなラヴクラフトが創造した「視覚的に恐ろしいモンスター」を、黒人が抱いている“恐怖心”の具現化として登場させる、という斬新なアイデアで評価を得ている。
かつてはドラマ『HEROES』や『サン・オブ・アナーキー』のスタッフライターとしても活動していたミシャが監督と脚本に加わるということで、映画『トゥームレイダー』の次回作にも期待が高まっている。続編の公開日などは今後発表予定。(フロントロウ編集部)