ローラ・マラノが新作映画に出演へ
2011年から2016年にかけてディズニー・チャンネルで放送されていたドラマ『オースティン&アリー』でアリー役を演じたローラ・マラノが、Netflixの新作映画『ザ・ロイヤル・トリートメント(原題)』で、2019年に公開されたディズニーの実写映画『アラジン』でアラジンを演じたメナ・マスードと共演することが明らかになった。米Deadlineが報じている。
『ザ・ロイヤル・トリートメント』は、自分でサロンを経営しているイザベラが、国を統治しているトーマス王子の結婚式でヘアメイクを担当する一世一代のチャンスを得るという物語で、ローラが演じる、自分の考えを表に出すことをためらわない性格の持ち主であるイザベラが、愛よりも義務を優先して結婚しようとしているメナ演じるトーマス王子と共に、運命を切り拓くには自分の心に従う必要があるということを学んでいく過程が描かれる。
母のエレンと姉のヴァネッサと共に映画のプロデューサーも務めるローラは、発表にあたって「すごくワクワクしてる」とツイートした。ローラがNetflixの作品に出演するのは、2019年に配信されたノア・センティネオとの共演作『パーフェクト・デート』に出演して以来となっている。
So. Excited. About. This. @MenaMassoud @netflix https://t.co/0GWi3M1LsJ
— Laura Marano (@lauramarano) January 25, 2021
一方、エジプトに生まれカナダで育った俳優であるメナは2019年、『アラジン』というディズニーの名作の主演に抜擢されるも、同作への出演後は人種を理由にオーディションを受けさせてもらえていないと告白していた。
メナによる当時の発言は、その後、『アラジン』でジーニーを演じたウィル・スミスが「彼は偉大な俳優で、何も心配することはない」と米Varietyにコメントを寄せるなど、反響が広がっていた。
一方で、ウィルは米Hollywood Reporterを通して、「この業界はそもそも困難な作りになっている」として、「その困難は、忍耐力と献身的な態度で克服できる。だから夢があるならば、(仕事に対する)深い深い愛と集中力をもって、毎時間努力をつづけなければいけない」とも発言して、後輩俳優に厳しくも愛のこもった激励を送った。
メナがこの発言の後でどれほどのオーディションを受けられたのかは定かではないものの、Netflixの新作という世界的な作品の主役に抜擢されたことは、一つの前進と言えるかもしれない。現時点で配信開始日が発表されていない『ザ・ロイヤル・トリートメント』は今後、ニュージーランドで撮影が行なわれるという。(フロントロウ編集部)