ドラマ『ゴシップガール』のジェニー役でブレイクを果たし、現在はロックバンド、プリティー・レックレスのシンガーとして活動しているテイラー・モムセンがアーティストとしての信念を語った。(フロントロウ編集部)

ニューアルバムのリリースが控えているテイラー・モムセン

 自身がフロントウーマンを務めるバンド、プリティー・レックレスとして2021年2月12日に5年ぶり通算4作目となるニューアルバム『デス・バイ・ロックンロール』のリリースが控えているテイラー・モムセン

画像: ニューアルバムのリリースが控えているテイラー・モムセン

 1993年に生まれた、現在27歳のテイラーは、2000年に公開されたクリスマス映画『グリンチ』や、2002年公開の映画『スパイキッズ2 失われた夢の島』などに出演して子役として活躍した後に、2007年から放送が開始されたドラマ『ゴシップガール』でジェニー・ハンフリー役に抜擢。ドラマの人気と比例するように、ここ日本でもテイラーのファンが急増した。

 その後、テイラーは俳優として活動する傍ら、2008年にプリティー・レックレスを結成。2010年にデビュー作『ライト・ミー・アップ』をリリースしたバンドは、2017年にはテイラーの憧れ存在で、バンドとしてサポートアクトも務めていたサウンドガーデンのクリス・コーネルの死を経験し、翌2018年には長年にわたってバンドのプロデューサーを務めていたカトー・カンドワラが亡くなるなど、悲劇を経験しながらも、10年以上にわたって活動を続けてきた。

テイラー・モムセンが芸術に対する信念を語る

 ニューアルバム『デス・バイ・ロックンロール』のリリースが翌月に迫るなか、今回テイラーが米ネバダ州のラジオ局105.5 WDHAの番組に出演。アーティストとしての信条を語った。

 番組のなかで、司会者から「あなたは妥協しなそうだよね」と話を振られると、「そうかもね。妥協するのも悪くはないけど、芸術に関しては、私は妥協しない」とテイラーは応じている。「芸術的な表現、つまり、楽曲からプロダクション、ビデオ、ヴィジュアルに至るまで、芸術的なものは何であれ私のやり方でやらなければダメ。そうじゃなきゃ、自分が興味を持てないから。そうでないなら、何の意味があるの?っていう」。

 「私は自分を表現してる。もしその一部になりたいと思ってくれるなら、最高。もし、別のヴィジョンを持っているだとか、私を違う道に導きたいと思っているのだとしたら、私はそういう人の働く相手としては相応しくない。だって、私は自分の旅路を歩んでいて、自分の道を進んでいるんだから」と、自分と一緒に仕事をする人について語った上で、「そういうわけで、芸術に関しては妥協するつもりはない」と断言した。

 「私はこれまでずっと、そのために闘ってきたし、自分の信念や考え方に忠実にやってきた。幸運にも、私はそれをサポートしてくれて、私のヴィジョンを実現させる手助けをしてくれる、素晴らしいチームのみんなに囲まれてきた。それをアウトプットする方法に関してもそう。求めているのは、少なくとも、出来る限り自分のヴィジョンを理解してくれていて、同じチームで同じ側に立ってくれて、力になってくれながら、一緒についてきてサポートしてくれるようなパートナー」と続けて語ったテイラー。

 今は自分を理解してくれる人たちと仕事ができているようで、テイラーは、「レーベルやそうした関係において、パートナーとして求めるのはそういう人。アーティストとしての私を最大限理解してくれて、それを手助けしてくれるようなね。何かを押し付けて、相手を別の何かに変えてしまうような人じゃない。そういう人は受け付けないの」と、アーティストとして自分の信念は曲げたくないと力強く語った。(フロントロウ編集部)

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