ロン役のルパート・グリントが衝撃告白
今もなお根強い人気を誇る映画『ハリー・ポッター』シリーズで、ダニエル・ラドクリフ演じる主人公のハリー・ポッターの親友ロン・ウィーズリーを演じた俳優のルパート・グリントが、映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』以降の作品を“まともに見たことがない”と、米Varietyのインタビューで打ち明けた。
「最初の3作品はプレミアイベントで見たと思うけど、それ以降は見るのをやめた」
ハリーとロン、そしてエマ・ワトソン演じる優等生のハーマイオニー・グレンジャーの3人は同作品の中心人物で、シリーズ全8作品を通して重要な役どころとして描かれている。なぜ、見るのをやめてしまったのかは明かさなかったが、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンも映画『ハリー・ポッターと賢者の石』をプレミアイベントで見て以来、“まったく見たことがなかった”と言っていたので、実際に出演している人たちにとっては作品を改めてちゃんと見たり、見返したりしないのは案外普通のことなのかもしれない。
ちなみに、ルパートには、昨年5月、パートナーで同じく俳優のジョージア・グルームとのあいだに誕生した娘がいるが、今後、その娘と全作品を見る可能性もあるそうで、「娘ができたから、恐らく彼女と一緒に見ることになるんじゃないかな」とも語っている。なので、その時はルパート本人の口から映画を見た感想を聞くことができるかもしれない。
『ハリポタ』実写ドラマ化についても言及
今回のインタビューでルパートは、『ハリー・ポッター』シリーズのドラマ化のウワサについても言及している。
ドラマ化をめぐっては、ワーナー・ブラザースとワーナーメディアのストリーミングサービス「HBO Max」が、「ワーナー・ブラザース・スタジオでも、ストリーミング・プラットフォームでも、現時点で制作に入っている『ハリー・ポッター』シリーズは存在しません」と、共同で否定する声明を出しているが、あくまでもそれは表向きであって、すでに水面下でプロジェクトが始動しているという見方も少なくない。
『ハリー・ポッター』シリーズがカムバックするかもしれないというニュースに、胸を高鳴らせているファンも多いが、少なくともルパートはドラマ化に複雑な思いを抱いているようで、「(ドラマで描かれる内容が)単純に続きのようなものだったら変な感じがするだろうね」と言うと、その理由を「どうしてもあのキャラクター(ロン)に対して過保護になってしまうんだ。舞台を観賞した時もものすごく不思議な経験だった」と説明。
やはり自身が演じたロンや、ほかの共演者たちが演じたなじみのキャラクターへの思い入れは強いようで、「別の仲良しグループを描くならいいんじゃないかな。それなら興味深いと思う」と、映画版と違う人たちに焦点を当てるのであれば“問題ない”との見解を示した。(フロントロウ編集部)