クリス・ヘムズワース、ムキムキボディの進化が止まらない
俳優のクリス・ヘムズワースは、主演を務める映画『マイティ・ソー』シリーズの最新作『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題)』の撮影を地元オーストラリアで行なっている真っ最中。同作では、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のヒーローが集結した最終章『アベンジャーズ/エンドゲーム』を経て、さらにパワーアップしたソーの姿が描かれる。
もともと筋骨隆々なマッチョボディを売りにしているクリスだけれど、新作に向けてボディもさらにスケールアップ。
その姿は、同作で女性版ソーことジェーン・フォスターを演じるナタリー・ポートマンに「この世の者とは思えない」と言わしめ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』発のスターロードことピーター・クィル役で出演するクリス・プラットにも、同じ画面上で比べられたくないため、「もう筋トレやめて」と遠回しにお願いされてしまうほど。
ところが、クリスが目指す最終形態にはまだ辿り着けていないようで、クリスは、納得がいくまで、とにかく日々鍛えまくり、ボディに磨きをかけている。
ワークアウトをやめると起きる不具合
もともと体にいい事が大好きで、健康的な生活を送ることをライフワークとしているクリスは、「Cntr」と名付けたフィットネスサイトとアプリの運営に携わっているほど。
ここまでくると“ワークアウトオタク”とも呼べそうだが、じつは、ワークアウトを休止すると、いろいろと体に不具合が生じるため、それもあって日々欠かさず運動をしていると米Men’s Healthに語った。
クリス曰く、ワークアウトをストップすると、体が「シャットダウンしてしまう」のだそう。
「とにかく気持ちが悪いんだ。たとえば2日くらいワークアウトしなかったら、体の色んなところが痛み始める。うずくような痛みが出始めて、炎症が起こる。背中もカチカチになるしね。僕が健康に、幸せに生きるには、動き続けるしかないんだ」。
普通は、クリスほどのハードなトレーニングを1日でもしたら、体の至るところに痛みが出そうなもの。でも、つねに体を鍛えているクリスにとっては逆で、ワークアウトをやめると、調子が崩れてしまうらしい。
スタントマンが苦労している
クリスのほとばしるワークアウト熱にちょっと困っているのが、2013年から、MCU作品以外の『メン・イン・ブラック:インターナショナル』や『タイラー・レイク -命の奪還-』といった作品でも彼のスタントダブルを務めているボビー・ホランド。
世間の人々が、どんどん更新されるクリスの肉体の変化に圧倒されるたびに、クリスと同じサイズにならなくてはとプレッシャーを感じるというボビーは、クリスについていくために必死だそう。
ボビーは、「クリスとはよく一緒にトレーニングするよ。同じ食事をとって、トレーニングのメニューも同じ。彼は史上最高にマッチョだけど、僕も史上最高にマッチョでいなくちゃいけない。なかなか厳しいチャレンジだけど、やる気はあるよ」とプロ根性で食らいついている。
ちなみに、ボビーが豪ラジオ番組『Fitzy and Wippa』で明かしたところによると、クリスの1日の食事の回数は全部で7回。毎日必ず同じ時間に食べなくてはならず、ボビーも同じようにしなくてはならないという。
「2時間置きに食べてる。面倒だよね。僕は食べる事がそんなに好きじゃないし、毎日2時間ごとにカロリーを摂取して、2回に分けてトレーニングして…なかなか過酷だよ」。
ワークアウトをするほど体の調子が良いというクリスに反し、ボビーは、あまりにも鍛えすぎるのは体に悪いのではと少し不安を感じているそう。「僕らはめちゃくちゃトレーニングしているし、増量しまくってる。体にも負担がかかってると思うよ。僕個人的には、余分な体重が増えると靭帯にきてるのを感じてる」と本音を漏らしている。
クリスが目指す最終形態がみられるのは、おそらく『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』の劇中。クリスに合わせてサイズアップしたボビーが、怪我などせず、元気にスタントシーンをこなしてくれることを祈りたい。(フロントロウ編集部)