『TWD』ついに最終章の撮影が始まる
2010年より放送が開始された大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』が、シーズン11を持って、その歴史に幕を閉じると発表されたのが2020年の9月。そのニュースはファンを悲しませたけれど、新型コロナウイルスの影響により、撮影や放送は先延ばしになっていた。
しかし、シーズン10のボーナスエピソードの放送があと数週間後に迫るなか、ついに、切ない報告が聞こえてきた。脚本家でありプロデューサーのケビン・デイボルトは、SNSに、イラストとともにこんなメッセージを投稿した。
「長らく待たれていたシーズン11の撮影の開始に、スタッフとキャストに称賛を(ヤバイ奴らばかりなんだよ!)。(最悪な)1年間の準備期間。待つ価値があると、心から願うよ」
ついに、『ウォーキング・デッド』最終章となるシーズン11の撮影が開始。その終わりまでの歩みが進み始めた。また、『ウォーキング・デッド』の公式アカウントも、「『ウォーキング・デッド』のラストシーズンの初日」というコメントともに、撮影現場の写真を公開した。
ドラマの撮影が始まったことは嬉しいけれど、それが最後となることは悲しいという多くのファンからは、「悲しみと喜びが同時に…」「時代の終わり」「泣かせようとしてるの?」といった、様々な感情の入り混じったコメントが届いている。
『TWD』の今後は?
『ウォーキング・デッド』のオリジナルシリーズが終了するとはいえ、オリジナルシリーズに出ていたキャラクターたちも登場するスピンオフドラマ『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』も、シーズン7までの制作が決定するほどの人気を博している。ちなみに、『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』は当初からシーズン2までの予定となっている。
また、アンドリュー・リンカーンが演じるリックがふたたび主役となる映画版も、もうすぐ撮影が開始される予定。
そして、ノーマン・リーダス演じるダリルと、メリッサ・マクブライド演じるキャロルの新らしいスピンオフドラマと、既存のキャラクターや新しいキャラクターのバックストーリーなどにフォーカスした物語が1話完結、もしくは複数のエピソードをまたいで描かれるスピンオフドラマの計画も進行中。
さらには2020年末に、ショーランナーであるスコット・M・ギンプルが、『ウォーキング・デッド』のコメディ版について進めていると発言し、プライベートでのキャストたちのふざけ合いが大好きなファンたちは、大喜びに。
この件については、アイディアがどれほど進められているかは不明なものの、オリジナルシリーズが終了後もいくつかのスピンオフ作品が見られることは確実。オリジナルシリーズの終了は悲しいけれど、スピンオフ作品に期待。(フロントロウ編集部)