ライアン・レイノルズが『デッドプール』5周年をお祝い
2021年に入ってから、3作目となる新作がマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品となることがマーベル・スタジオから正式に発表された映画『デッドプール』シリーズ。公開当初はR15指定の強烈なキャラクターも話題になったデッドプールだけれど、先日、2016年2月に全米で1作目となる『デッドプール』が公開されてから5周年を迎えた。
同シリーズでデッドプールを演じている、作中での彼と同様にジョーク好きなことで知られるライアン・レイノルズは今回、1作目の公開から5周年が経ったことを記念して、あるユニークな形でアニバーサリーを祝福した。
5年前に届いたというファンレターにお返事
それは、映画が公開された5年前に届いていたという、ファンからの手紙に対する返信を公開するというもの。実際に5年前に届いたファンレターなのかは定かでないものの、ライアンは自身のSNSに、ファンから受け取った手紙と、自身がそれに対して書いた返事の2通の写真を投稿した。
ライアンが受け取っていたのは、2016年3月10日に「デッドプールさん宛」にハンターというファンが送っていた手紙。手紙は、“英語の授業で尊敬する人物に手紙を書くという課題”が出されたのが手紙を書いている理由だとした上で、ハンターが『デッドプール』のユーモアたっぷりな内容に感銘を受けたと称賛を寄せながら、デッドプールのような“イケてる”人物になるにはどうしたらいいかとアドバイスを求める内容になっている。
ライアンは、受け取った当時に書いていたものの、「なぜか郵送されなかった」というハンター宛の返事をSNSで公開したのだけれど、その内容は彼らしく、ユーモアに満ちたものになっている。
ユーモア満載の返事に
ハンターはファンレターのなかで、『デッドプール』の続編を作ってほしいとお願いしていたのだけれど、ライアンはこれに、「もしMCUの仲間入りできたらって、想像してみてよ。続編は、充分なくらい作られるはずだよ」と、まるで5年後にMCU入りを果たすことを知っているかのごとく回答。さらに、自分が「英語の課題に適している」かは分からないと前置きした上で、“イケてる人物になるにはどうしたらいいか”という質問には次のように回答した。
「1つのことに集中することだよ。『Fyre』っていう音楽フェスティバルと、『サノス』っていう血液の会社に少し投資しているけど。それ以外については、演技と僕はトム・ブレイディとニュー・イングランドのような関係なんだ。永遠に一緒なんだよ」
ちなみに、上記で言及されたキーワードを1つ1つ解説すると、「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」はインフルエンサーたちを起用して大掛かりに宣伝するも大失敗に終わったフェスティバルのことで、実際はMCUに登場したヴィランであるサノスと同名ではなく、「セラノス」という名前の血液検査事業を行なっていた会社は、詐欺容疑を問われて2018年に解散。また、プロデビュー時からNFLのニューイングランド・ペイトリオッツに所属していたトム・ブレイディは、2020年にタンパベイ・バッカニアーズに電撃移籍した。
ライアンからの返事はその後も2021年現在の状況とは異なる情報ばかりが書かれていて、現在は酒造メーカー「アビエイション(Aviation)」の共同オーナーとしてジンを監修しているにもかかわらず、「ビール」だけが自分にとって唯一のアルコールだと記しているほか、妻であるブレイク・ライブリーが「2人目(にして最後!)」の子供を妊娠しているとも記しているものの、ブレイクとの間には2019年に第3子が誕生している。
ライアンが投稿した写真はこちら。
Five years later, I’m still in awe of Deadpool fans. Hunter wrote me this letter after #Deadpool came out and somehow my response never got mailed. Holds up. Mostly. pic.twitter.com/xYh1XChIb3
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) February 13, 2021
ちなみに、手紙には『デッドプール3』が2020年に公開されると記されているのだけれど、残念ながらこちらも実現していない。初のMCU作品となる来たる3作目は、2022年に撮影が開始する予定となっている。(フロントロウ編集部)