ダニエル・ラドクリフが『ハリポタ』時代を振り返る
映画『ハリー・ポッター』シリーズと映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの公開20周年を記念して、イライジャ・ウッドと一緒に米エンタメ雑誌のEmpire Mazineの表紙を飾ったダニエル・ラドクリフが誌面で『ハリポタ』時代を振り返った。
ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ(右)とフロド・バギンズ役のイライジャ・ウッド(左)の夢のツーショットが実現! 『ハリー・ポッター』と『ロード・オブ・ザ・リング』は、同時期にシリーズがスタートしたこともあり、公開当時はライバルとして比較されることも多かったが、ともに2000年代初頭に一斉を風靡したファンタジー大作として今もなお世界中で愛され続けている。
記念すべきシリーズ1作目である『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開された当時、まだ11歳だったダニエルもいまや31歳。『ハリポタ』終了後は、大作映画とは距離を置き、死体役を演じて話題になった映画『スイス・アーミー・マン』を筆頭にインディーズ系の作品に好んで出演している。そんなダニエルは『ハリー・ポッター』シリーズに出演していた頃のことをどう思っているのだろうか?
「はっきり言って、自分の演技が恥ずかしくてたまらない。(『ハリポタ』時代について聞かれるのは)『10代の頃の自分をどう思う?』って聞かれているのと一緒だね。色々ありすぎてひとつの言葉では言い表せない」
10代の大半を『ハリー・ポッター』シリーズに費やしたダニエルにとって、『ハリポタ』は青春そのもの。一般の人が中学時代や高校時代の思い出や写真を振り返って、小っ恥ずかしいと感じるように、ダニエルが『ハリポタ』時代の自分を“恥ずかしくて見てらんない”と思うのは当然といえば当然。ましてやダニエルの場合、作品としてその姿が永遠に残り続けるのだからなおさらだろう。
ただし、計8作品が制作された大人気シリーズへの出演が彼の人生に与えた影響には感謝しているそうで、「僕とハリーとの関係と、映画全体との関係を切り離すのは難しい」と言うと、「僕はこの経験(=『ハリポタ』に出演できたこと)に感謝してる。そのおかげで一生続けたいと思える仕事に出会えたからね。好きなことを早くに見つけられるのは本当にラッキーだと思う」と続けた。(フロントロウ編集部)