アメリカのコストコのある新ルールによって、なんだかおもしろいことが起こっている。(フロントロウ編集部)

コストコ、マスク着用のルール

 食料品から家電、衣類まで、家庭で必要な物が1ヵ所ですべて手に入り、しかもそのサイズがビッグでお得ということから、多くの人が会員になっているコストコ。2020年に新型コロナウイルスの感染拡大が始まった後も、日常に必要な生活物資を提供するために各店舗の営業は続けられてきたけれど、様々な対策が取られている。

 そのなかには、マスク着用のルールが。コストコだけでなく、現在はほとんどの場所でマスク着用が推奨されているけれど、ある人は、そのルールをおもしろい方法で守ることにしたよう。

 この日、コストコにやってきたゲストのマスクは…、つけるマスクでなく、“被る”マスク!

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 ホラー映画『13日の金曜日 PART2』の殺人鬼ジェイソンや、DCコミックスを原作としたクリストファー・ノーラン監督による『バットマン ビギンズ』のスケアクロウなどを彷彿とさせる怖い外見は、マスク着用のルールはパスしているとはいえ、近づいてきてほしくはない。

 そして、マスクの代わりに違うもので顔をカバーしようと思いついた人物は、他にもいた。こちらの女性がコストコに入る前にしていた準備は…、サメの着ぐるみを着ること! 空気でふわふわに膨らむタイプのもので、その外見は、ズタ袋とは真逆でとても可愛らしい。実際、店内でも一緒に写真を撮ってほしいと頼まれたよう。

マスク着用のルールで苦労したコストコ

 おもしろ可愛いサメはもちろんのこと、不気味なズタ袋であっても、コストコ側からすると、マスクをしているだけでありがたい話かもしれない。日本でもたまに聞こえてきたように、アメリカでもマスク着用を拒否する人が一部で存在し、コストコでもある出来事が起こったことがある。

 2020年5月に、ある1人の男性がコストコを訪れ、その際にマスクの着用を拒否。従業員が男性にマスクをするか、店内から出て行くかを求めたところ、男性は撮影していた動画を3,000人のフォロワーに公開すると脅した。

 しかし、この時に従業員が取った行動が冷静すぎると大きな話題に。タイソンという名前の名札をつけた従業員は、カメラに向かって手を振り、「ハイ、みなさん。私はコストコで働いていて、この会員にマスクをつけるように頼んでいます。なぜなら、それが私たちの企業ポリシーだからです」と、余裕の態度でメッセージ。

 しかしその後も男性はマスクをつけることを拒否したため、タイソンは男性のカートを持ち去った。

 男性は実際に動画をインスタグラムに投稿したけれど、彼が期待した反応とは真逆の反応が多く寄せられたのか、その後動画を削除している。一方で、動画はSNSで拡散され、その後タイソン本人がツイッターで感謝の言葉を綴った。(フロントロウ編集部)

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