『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4の配信日が決定
カナダ出身の作家マーガレット・アトウッドが1985年に発表した小説『侍女の物語』を原作に架空の第二次アメリカ内戦によって、新たに設立された全体主義国家ギレアド共和国を舞台に悲しい運命を生きる“侍女”(性と生殖の奉仕を強制される女性)たちの物語を描く米Huluのオリジナルドラマシリーズ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』。
テレビドラマ界最高峰のアワードであるエミー賞でこれまでに15冠を達成している大ヒットドラマの最新シーズンとなるシーズン4は、今から約8カ月前の2020年6月、おもにシーズン3のハイライトと、新型コロナの影響で撮影休止となる以前に撮影が完了していた一部シーンを組み合わせたティーザー予告が公開されたが、今回、新シーズンの映像をメインに構成された最新版の予告編が公開された。
さらに、延期となっていた同シーズンが2021年4月28日に配信されることも明らかに!
シーズン4は、前シーズンよりも少ない計10エピソードから構成されるが、主演のエリザベス・モスが監督デビューを果たすことでも注目を集めている。
※この先にはシーズン3までのネタバレが含まれます。
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4の最新予告
シーズン3では、女中たちや侍女仲間たち、そしてギレアド共和国の“システム”を構築したことを悔いるローレンス司令官の協力を得て、決死の思いで子供たちを隣国カナダへと脱出させることに成功したエリザベス演じる主人公のジューン。終盤では、兵士の銃弾を受け大怪我を負ったが…。
1分半の映像からなる予告編は、赤い衣装に白い帽子という“侍女”の定番の装いではなく、黄色いパーカーに青いベースボールキャップというカジュアルな格好で人気のない街を歩くジューンの姿から始まる。
Huluの公式発表によると、シーズン4ではギレアド共和国に抵抗する地下組織“レジスタンス”のリーダーとなったジューンが、ギレアドに対して果敢に反撃を仕掛ける様子が描かれるという。
さまざまなリスクを冒すなかで、予想もしなかった危険や新たな障壁にぶち当たるジューン。正義と復讐への探求はやがて彼女を飲み込み、最も大切にしてきた“関係”を破綻へと向かわせる…。
ビリー・アイリッシュの「You Should See Me in a Crown」をBGMに展開する最新予告編映像には、ジューンが離れ離れとなってしまったマックス・ミンゲラ演じるニックと再会を果たす場面や、カナダで囚われの身となったジョセフ・ファインズ演じるウォーター・フォード司令官が「彼女は戦争を始める気だ…」とつぶやく様子、サミラ・ウイリー演じるジューンの親友モイラが、瓦礫の山と化したある場所で恐怖におののく様子など、気になるシーンが盛りだくさん。
女中の衣装を着た侍女たちが、めずらしく笑顔を浮かべて和気あいあいと食卓を囲む、ちょっとホッとする場面も。
侍女たちを厳しく取り締まってきたリディアおばは、ジューンの裏切りに憤慨。「彼女はいまだに野放しでいる!そしてこの高潔な国に対して、何か残虐なことを企んでいる!」と怒り心頭で「彼女を見つけて、私のもとに連れて来なさい」と部下たちに命令を下す。
リーダーとして覚醒し、「私たちは隠れたりしない、戦うの」と力強く口にするジューン。まるで人が変わってしまったかのように、ものすごい形相でリディアおばに襲いかかる迫真のシーンも。
終盤には、カナダ国旗がはためく港に降り立つ数名の人影が。これが一体何を意味するのかは、4月末に配信される本編を待つばかり。
『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』は、すでにシーズン5の制作がアナウンスされており、2022年に配信予定。日本ではHuluにてシーズン1〜3が配信中。
※シーズン4予告のセリフはフロントロウ編集部による翻訳。
(フロントロウ編集部)