『ウォーキング・デッド』の終わり方について、ショーランナーのアンジェラ・カンが思いを明かした。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン10の追加エピソード第1話(第17話)のネタバレが含まれます。

『TWD』シーズン11はどう終わる?

 ファンが首を長くして待ち望んでいたドラマ『ウォーキング・デッド』シーズン10の追加エピソードが、ついに放送開始となった。2010年から長らくファンに愛されてきた『ウォーキング・デッド』だけれど、次のシーズン11が最終章となることが発表されており、ボーナスエピソードはシーズン10とシーズン11を繋ぐものになる。

 シーズン11もすでに撮影が開始されており、嬉しくも悲しい気持ちになっているファンも少なくない。そんななか、ドラマのショーランナーであるアンジェラ・カンが、英NMEのインタビューで、『ウォーキング・デッド』オリジナルシリーズの終わり方について、口を開いた。

 「私たちはシーズン11について現在進行形で取り組んでる。私たちにとって長いシーズンだよね、24エピソードだから。いつもは16エピソードにしていたからね!ドラマがどう終わるのかについては、なんとなく見通しはついてきているけれど、私たちはすべてに取り組んでいるところ。新しいコミュニティが登場して、それは敵だけれど、たまに味方だったりする。人間のドラマがそこにはある。マギーが帰ってきたから、マギーとニーガンの物語にも取り組んでる。ずっとファンでいてくれたみんなが期待するたくさんのものがある」

 10年を超える歴史の集大成となる最終章シーズン11は24話という長さになり、ファンに愛されたキャラクターたちを描ききってくれるのだろうと期待させる、アンジェラの力強い言葉。終わってしまうのは悲しいけれど、楽しみにしていて良いよう。

『TWD』新たな敵はこれまでと違う

 また、アンジェラが触れたように、新しいコミュニティから新キャラクターも登場することは、ファンも察している。ボーナスエピソード放送開始前には、マギーとニーガンという因縁の2人の再会がかなり注目を集めていた。しかし蓋を開けてみれば、新たな敵と見られるキャラクターたちの登場、そしてマギーと子供ハーシェルの姿、ダリルとキャロルの思いなど、多くの要素がファンの心を熱くさせた。

 巨大コミュニティ「コモンウェルス」の存在は、これまで長らく匂わされてきたけれど、ここにきて、マギーたちを追ってきたリーパーズもその存在感を増している。アンジェラは米EWのインタビューで、リーパーズは手ごわい敵であることを認めた。

 マギーのアクションシーンの撮影裏映像。

 「1人の男がマギーたちを追ってきた。彼は、決してバカではないマギーのグループに多大なトラブルをもたらした。だから、もし彼がハンティングのスキルがあるグループ出身だとしたら。彼は軍服を着て、ギリースーツを着ることもある。彼らは軍隊の技術を知っているというバッググラウンドがある。つまり、対抗するには手ごわいタイプってこと。
 私たちのドラマでは多くの場合に、敵対する悪い奴らは、アポカリプスの前には会計士だったりして、その後悪くなったって感じでしょう?でも、一定レベルの技術と訓練を積んだ人々である場合は、別の問題が出てくる。その時には100人も要らないからね。たった1人が多くの痛みを引き起こす。これこそが、今起こっている物語。でもそれ以上のことは言わないでおく」

 アンジェラが話す分析は、『ウォーキング・デッド』がここにきて新たな局面を迎えたことを感じさせる。最終章へ向けて加速する物語から目が離せない。(フロントロウ編集部)

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