人気俳優がタッグを組んで恋人役に
『ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(原題:ハピエスト・シーズン/Happiest Season)』は『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートと、映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』のマッケンジー・デイヴィスがタッグを組んだロマンティック・コメディ映画。
レズビアンカップルが主役の映画としてアメリカで話題となり、米Huluのオリジナル映画としては、ストリーミング初週実績で歴代1位の視聴記録を樹立した。
クリステン&マッケンジー演じるカップルとそれを取り巻く人々の恋愛関係、夫婦関係、家族への本音などそれぞれが抱える秘密が、最後に次々にカミングアウトされていく展開に注目。
クリステン&マッケンジーの特別インタビューが公開
この度デジタル配信開始を記念して、主演クリステンとマッケンジーの特別インタビュー映像が解禁。作品の魅力や「笑いが絶えることがなかった」という撮影現場について語った。
クリステンは「自分らしくいることの難しさが描かれている」とその魅力を語り、ストーリーについて「愛し合う2人の女性の話。2人の関係が進展して、私が演じるアビーはハーパーにプロポーズをしようとする。その時期がちょうどクリスマス前でハーパーは実家に帰る予定なんだ。ハーパーは家族にカミングアウトをしてない。家族が集まるクリスマスは濃密でクレイジーな時間になる。大切な人の両親に会うことでいろんなハプニングが起きる」と紹介した。
一方マッケンジーは自身の役柄を「私が演じるハーパーという女性は自尊心があって愛情深く、のびやかで自然体。でも冒頭シーンの後、ハーパーが実家に帰るのを恐れる様子が描かれる。だんだんとその理由が明らかになって、彼女は次第に当初の輝きを失う。本人が語るように実家にいた頃の彼女は親の愛を得るためにいろんなことを成し遂げてきた。それが積み重なった結果、ハーパーは優秀だけど、没個性な人になる。両親が期待したとおりの人間になることを目標としてきたんだ。幼少期の心の葛藤に苦しんで、ハーパーは方向転換する。ピッツバーグで暮らしてる普段の彼女と実家での彼女は別人。その折り合いをつけられてない」と解説。
また、クリステンが「最高のキャスト」と語り、マッケンジーも「登場人物が本当にすごい」と振り返るように、現場はいい雰囲気で撮影が行われていた様子。クリステンは「人間的にもすばらしいし、想像力やプロ意識もすごい。個性も才能もバラエティーに富む人たちが撮影現場に集まって、奇跡のようなことが起きた。最高の共演者たちといて、笑いが絶えることがなかった」とコメント。マッケンジーも「すばらしいキャストのおかげで印象深い特別な作品に仕上がった」と笑顔を見せている。
監督および脚本は、俳優としても活躍し、レズビアンであることを明かしているクレア・デュヴァル、キャストはクリステンとマッケンジーの他に、映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』のオーブリー・プラザ、映画『タイタニック』のヴィクター・ガーバー、ダニエル・レヴィ、映画『ブック・クラブ』のメアリー・スティーンバージェンなどが参加している本作は、2021年3月3日からデジタル配信がスタート。(フロントロウ編集部)