オリヴィアが子宮内膜症について語る
ミスUSAの称号を持ち、2019年には英Maxim誌が選ぶ「世界一ホットな女性」に選出され注目を集めているオリヴィア・カルポは、2020年に子宮内膜症を患っていることを告白。当時は手術を受けるという選択をしていなかったけれど、その後11月に手術を受けた。
そんなオリヴィアがアメリカで子宮内膜症啓発月間となる3月に、子宮内膜症をより多くの人に知ってもらおうとして、「3月は子宮内膜症啓発月間。子宮内膜症は私の人生の中で最も辛い経験で、私だけでなく10人に1人の女性が様々な規模でこの状態に苦しんでいる。子宮内膜症の意識を広めるだけでなく、この病気で苦しむ多くの女性たちとつながるために、私の旅をみんなと共有できとても光栄に思っている」とインスタグラムにコメント。
そして自身が子宮内膜症の手術を受けた時の写真を公開した投稿に、「この写真を見ていると、多くの感情が蘇ってくるけれど、何年にもわたる激しい痛みと、医師からの『大丈夫、生理痛は普通だよ』という診断を受けた後に、ようやく適切なケアと検証を受けることができたことへの感謝の気持ちがほとんど。私は、女性が何を探せばいいのかを知って、手遅れになる前に適切なケアを提唱できるよう意識を高め続けることにコミットしている。多くの場合、女性は適切な診断を受けられない。そしていつの間にか受胎できる可能性や健康にも取り返しがつかないことになる。残念ながらこれはあまりにも一般的な話!みんなにこんなことが起こってほしくないから、事実をシェアする。痛みを伴う生理は普通じゃない」とコメントをつけ、子宮内膜症について綴り、痛みを伴う生理が普通だと思っている人に警鐘を鳴らした。
子宮内膜症とは、もともとは子宮の内側だけにあるはずの子宮内膜が、子宮の内側以外の場所にできてしまう病気。子宮の内側以外の場所にできた内膜が、女性ホルモンに反応して増殖や出血を起こし、それにより重い生理痛や不妊に悩む女性も多いと言われている。
セレブでもオリヴィア以外にシンガーのホールジーや映画『天使にラブソングを…』でお馴染みのウーピー・ゴールドバーグ、『ガールズ/GIRLS』で脚本と主演を務めたレナ・ダナム、デザイナーのアレクサ・チャンなど、多くの人が子宮内膜症を患っていることを過去に告白。
生理のある女性の10人に1人が悩んでいるといわれる子宮内膜症を患っていたオリヴィアは、子宮内膜症啓発月間中にアメリカ子宮内膜症財団(Endometriosis Found of America)と共に、ソーシャルメディアに子宮内膜症について投稿していくと宣言した。(フロントロウ編集部)