カーディ・Bが「WAP」を聞いた母の反応を明かす
2019年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した人気ラッパーのカーディ・Bが、米Interview Magazineを通して行なった先輩アーティストのマライア・キャリーとの対談で、自身のヒット曲「WAP」を聞いた母親のリアクションを明かした。
“女子大生ラッパー”として注目を浴びるメーガン・ジー・スタリオンとコラボした大ヒット曲「WAP」は、日本語で「濡れたアソコ」という意味の「Wet Ass Pussy」の頭文字を取ったタイトルと歌詞の内容が「卑猥すぎる」として、保守派の人たちの怒りを買うなど色々と物議を醸したことで知られる。
その一方で、女性がセックスを楽しむことを歌う“セックス・ポジティブ”な楽曲である「WAP」には、女性のエンパワメントがメッセージとして込められていることもあり、フェミニズム的な観点から肯定する声も多く、カーディ自身、「WAP」への“誇り”を度々インタビューなどで口にしてきた。
とはいえ、親世代がこの楽曲を聞いて不安を募らせる気持ちもわからなくはない。「彼は私の濡れたアソコの写真を撮るためだけにスマホを買った」、「ペニスを“操縦”する時、私は自分の名前を書く」といった露骨な歌詞がずらっと並ぶ「WAP」を聞いたカーディの母は、一体どんな反応を示したのだろうか? マライアがそのことをカーディにたずねると、こんな答えが返ってきた。
「私はもう立派な大人。ストリッパーになったことを伝えた時は頭を抱えてたけど、今は私がちょっと“ませたこと”を言ってるのを聞いても、まったく気にしてない。母は私に大人になるのを急いでほしくなかったんだと思う。私の育ったコミュニティの子供たちはとにかく成長が早かったから。マライア、これだけは知っておいて。私の周りにいた子たちは、11歳でちんこをしゃぶってた」
カーディがラッパーとしてブレイクする前、ストリッパーとして生計を立てていたのは有名な話だが、カーディいわく、18歳でストリッパーになったことを母親に伝えた時は、家を追い出されるほどの激昂ぶりだったという。しかし、そんなカーディもいまや28歳の大人の女性で、夫と子供もいる。「WAP」をリリースしたのがもし10年前だったら反応は違ったかもしれないが、この話を聞くかぎり、並大抵のことでは動じないカーディの性格は母親ゆずりなのかもしれない。(フロントロウ編集部)