イギリス王室のヘンリー王子の妻メーガン妃による“いじめ疑惑”が浮上している件で、メーガン妃が俳優として活動していた頃に出演していたドラマ『SUITS/スーツ』の脚本家が助け舟を出した。(フロントロウ編集部)

英王室がメーガン妃による“いじめ疑惑”の調査に乗り出す

 夫であるヘンリー王子とともに、2020年の3月をもって英王室の主要王族の座を退いたメーガン妃に“いじめ疑惑”が浮上している。事の発端となったのは英The Timesの報道。同メディアは、メーガン妃が英王室を離脱する前に身の回りの世話をしていた2名のスタッフをいじめて辞職に追いやり、さらに別のスタッフからもメーガン妃に恥をかかされたり、泣かされたりしたといった証言があることを伝えた。

 また、当時、メーガン妃とヘンリー王子の報道官を務めていたジェイソン・クナウフ氏が、いじめの実態を把握し、そのことを王室の人事担当に“告発”するも、ヘンリー王子から追求しないよう求められ、結果的に揉み消されたことなども報じている。この一件が関係しているかどうかはわからないが、その後、クナウフ氏は報道官の座を退いている。

画像: 英王室がメーガン妃による“いじめ疑惑”の調査に乗り出す

 メーガン妃に関するネガティブな報道が出るのはこれが初めてではないが、英王室は今回の報道を受けて、「私たちはサセックス公爵及び公爵夫人(※ヘンリー王子とメーガン妃のこと)の元スタッフの主張に基づいて、The Timesに掲載された疑惑に懸念を抱いています。したがって、王室の人事部門が記事に書かれた内容の調査を行います。何か得るものがあるかもしれないので、すでに退職したスタッフを含む当時の関係者にも聞き取り調査に参加してもらいます」と、いじめの有無と今後の職場環境の改善を目的とした調査に乗り出すことを発表。さらに、「英国王室は何年にもわたって職場での尊厳を守る方針を掲げており、職場でのいじめやハラスメントは容認していません」と語気を強めた。

 ちなみに、メーガン妃側は、今回浮上したいじめ疑惑は自分たちが英王室の承諾を得ずにオプラ・ウィンフリーが司会を務めるトーク番組に出演したことへの嫌がらせだとして、真っ向から否定。メーガン妃とヘンリー王子はスポークスパーソンを通じて、「これは誤解を招く悪意に満ちた報道に基づく、一種の中傷キャンペーンです。(オプラの番組が放送される直前のタイミングで報道が出たのは)単なる偶然ではありません」、「いじめの対象とされてきた者として、同じ痛みやトラウマを経験した人々を支援することに全力を注ぐ公爵夫人は、自身の人格を否定するような攻撃に悲しんでいます」と声明を発表している。

『SUITS/スーツ』の脚本家がメーガン妃を擁護

 いじめ疑惑の真相についてネット上で様々な議論が交わされるなか、メーガン妃がメーガン・マークル名義で俳優として活動していた頃、ドラマ『SUITS/スーツ』の脚本家として彼女と一緒に仕事をしていたジョン・コーワン氏が自身のツイッターで彼女を擁護した。

画像: メーガン妃はパトリック・J・アダムス演じる主人公のマイクの恋人レイチェルを演じていた。 ©︎UNIVERSAL CABLE PRODUCTIONS / Album/Newscom

メーガン妃はパトリック・J・アダムス演じる主人公のマイクの恋人レイチェルを演じていた。
©︎UNIVERSAL CABLE PRODUCTIONS / Album/Newscom

 コーワン氏は、いじめ疑惑について、“メーガン妃と英王室の両方が間違っていたかもしれない”と推測するファンのツイートに返信するかたちで、「サセックス公爵夫人が、ただ我々の想像を絶する世界に放り込まれただけの善人という可能性もある。公爵夫人になる前の3年間、彼女と一緒に仕事をしてきた私は、温かくて親切で思いやりのある人柄を間近で見てきました。私は彼女の現在の状況については何も知りませんが、少なくとも私の意見では彼女は信用に値する人物です」とコメント。

 また、コーワン氏だけでなく、メーガン妃の17年来の友人で結婚式にも出席した俳優のジャニナ・ガヴァンカーや、メーガン妃とは大学時代からの友人だというリンジー・ロスも、それぞれのSNSにメーガン妃を擁護するメッセージを投稿している。(フロントロウ編集部)

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