『ウォーキング・デッド』を見始めたのは10年前…。なぜ今でも自分たちはシリーズを見続けているんだ…?(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン7のネタバレが含まれます。

10年以上続くドラマ『TWD』

 次のシーズンで完結することが発表されているドラマ『ウォーキング・デッド』は、ついにその撮影が2月に始まり、ファンたちは嬉しい一方で悲しい思いにも直面中。とはいえ、2010年から放送開始となった本作は、すでに10年以上の歴史を持つ超ロングランドラマになっているため、ふと我に返ってしまう視聴者も多いよう。

 あるユーザーのツイートが、23万を超えるいいねを集めている。そこには、こんな言葉が。

 「世間話なんかくそくらえ。みんながいつ『ウォーキング・デッド』を見るのを諦めたか知りたいんだ」

 それこそが真の問題だとでも言うような彼のツイートには、これまでにシリーズを見ていたことが1度でもあるファンから多くのコメントが。また、シリーズを途切れることなく見続けているファンでも、見るのを諦めそうになったことがある人は多いのか、様々な意見が寄せられた。

『TWD』見るのを止めた理由

 『ウォーキング・デッド』といえば、ゾンビが発生するようになった世界を描く作品。その世界をサバイバルするキャラクターたちにイラついて見るのを止めたけれど、新型コロナウイルスのパンデミックを経て、見る目が変わったという人もいた。

 「すべてのキャラクターがバカみたいな判断をするから『ウォーキング・デッド』を見るのを止めたけど、パンデミックが起こって、現実でもみんながありえないほど愚かだってことが明らかになったよね(爆笑)」

画像1: ⓒDARKWOODS PRODUCTIONS

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 また、1番多かったドラマを見るのを止めた理由は、自分の好きなキャラクターが死んだ時というもの。なかでもやっぱり、スティーヴン・ユァンが演じたグレンがニーガンに惨殺されたことをあげた人は多かった。じつは、グレンの死に関しては、グレンとともに殺されたエイブラハム役のマイケル・カドリッツも“やりすぎだった”と認めており、こんなことを語っていた。

 「『あぁ…、オーケイ。オーマイゴッド。エイブラハムだったんだ。エイブラハムだったのは悲しい。でも神様ありがとう、グレンじゃなかった』って感じに(ファンは)考えただろう。そして、『オーケイ。オーマイゴッド。オーケイ』。そして、『オーマイゴッド、グレンもじゃん!何してんの?』ってね」

『TWD』見るのを止めない理由

 とはいえ、1度も見るのを止めたことはないという人も、もちろん多い。そのなかには、ダリルとキャロル、コニーとダリルといったキャラクターたちの友情が素敵だから見続けているといったものや、最近のシーズンは一時期よりもクオリティが高くなっているため、また見始めることをお勧めする声もあった。

画像2: ⓒDARKWOODS PRODUCTIONS

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 そして、惰性で見続けてるとでも言うようにドラマをいじる、ある意味もっとも『ウォーキング・デッド』ファンらしいコメントを残した人々も。

 あるファンは、「もしこのキャラクターたちが誰か分かるなら、君はこのシリーズを長く見過ぎ」と言って、アルファ、エゼキエルとシヴァ、そしてジェイディスの画像を投稿。そしてそのツイートには、「このキャラクターたちが誰か知ってるし、そんなに長く見てた自分が恥ずかしい」という返信もあった。

 また、別のファンは、『TWD』をクスリに例える始末。「(見るのを)止めたことはない。『TWD』は高校時代から続くドラッグ中毒みたいなもん」とイジった。

画像3: ⓒDARKWOODS PRODUCTIONS

ⓒDARKWOODS PRODUCTIONS

 ちなみに、シーズン3からシーズン4にかけて登場し、人気を博した悪役の総督を演じたデビッド・モリシーは、ドラマを見続けることを断念している。その理由は、総督のあとに悪役のニーガンが登場し、自分がもういなくなった作品を「ファンのみんなのように見続けるのが僕には難しかった」とのこと。

 ドラマというものは、1度見始めると止まらなくなるものだけれど、10年を超える長さのシリーズを見続けていると、なぜ自分は見続けているんだろうとふと我に返る人も多い。それはプロでも同じようで、英The Gamerの編集長は先日、「なんで私はいまだに『ウォーキング・デッド』を見てるんだ?」というタイトルの記事を公開したほど。

 それでもなお、多くのファンが見るのを止められない『ウォーキング・デッド』は、底知れない魅力を持っているということだろう。(フロントロウ編集部)

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