注目の新人を決めるライジング・スター賞
英国アカデミー賞(BAFTA)の部門の一つで、注目の新人に対して送られるEEライジング・スター賞のノミネーションが発表された。
これまでライジング・スター賞に選ばれたのは、ジェームス・マカヴォイ、エヴァ・グリーン、クリステン・スチュワート、トム・ホランドなど。皆それぞれが俳優として第一線で活躍している。
2021年に選出されたのは、2019年に公開された映画『Rocks』でデビューし、素晴らしい演技で批評家の称賛を受けたバッキー・ベークレイ(Bukky Bakray)、映画『County Lines』のコンラッド・カーン(Conrad Khan)、レジーナ・キングの『あの夜、マイアミで』で主演を務めたキングズリー・ベン=アディル(Kingsley Ben-Adir)、期待のホラー映画『Saint Maud』で主演を務めたモーフィッド・クラーク(Morfydd Clark)、ドラマ『ギャング・オブ・ロンドン』や映画『獣の棲む家』など、すでに国際的に活躍している俳優のソープ・ディリス(Ṣọpẹ́ Dirisu)の5名。
ノミネーションを受けた俳優たちの反応は?
ノミネーションを受けた俳優は、それぞれBAFTAに向けてコメントを発表。
まだ18歳でのノミネートとなったバッキー・ベークレイは、「私のキャリアの中でこんなに早くから認められたことは、正直とても恵まれていると感じています。今でも信じられないし、これからも信じられない。BAFTAとEEからの温かい愛は素晴らしいもので、感謝しています」と、コメント。
コンラッド・カーンは、「今回のノミネートについて、BAFTAに大変感謝しています!このような素晴らしい組合に所属していることを誇りに思います。EEライジングスター賞は、私のキャリアのスタート時には決して夢にも思わなかったことです。今年のアワードに参加できることをとても楽しみにしています。とても光栄です」と述べた。
今回最年長35歳のノミネーションとなったキングズリー・ベン=アディルは、「BAFTA EEライジング・スター賞に選ばれたことは光栄です。私はこの賞には常に大きな敬意を払ってきましたし、毎年の選考には憧れてきました。だからこそ、このような形で認識してもらえたことには大きな意味があります。ありがとうございます」と言った。
モーフィッド・クラークは、「BAFTAとEEライジング・スター賞の審査員からこのような名誉ある賞に選ばれたことを嬉しく思いますし、信じられません。このような才能ある英国人俳優のグループの中で認められたことを光栄に思います。多くの人にとって困難な一年でしたが、これからの数ヶ月間、芸術に希望と明るい未来がもたらされることを願っています」と、新型コロナのパンデミックに対しても気遣いを見せた。
ソープ・ディリスは、「EEライジングスター賞の歴史は、驚きのあるインスピレーションを与える才能に満ちており、私はその中で選考してくれたEEとBAFTAにとても感謝しています。世界中のすべての人にとって困難で挑戦的な年としか言いようがない中で認められたすべての仲間たちを祝福します」とコメントした。
EEライジング・スター賞の選考結果は、現地時間2021年4月11日にBBCOneで放送される。(フロントロウ編集部)