韓国系移民を描いた『ミナリ』
映画『ミナリ』は、アメリカンドリームを胸に抱きアーカンソーに移住してきた韓国系一家の姿を描いた作品。2020年のサンダンス映画祭で上映されグランプリを獲得したのち、数々の映画祭で賞を受賞。現地時間3月7日に行なわれたアカデミー賞の前哨戦である放送映画批評家協会賞2021(Critics Choice Awards)でも外国語映画賞を受賞した。
そして、そのCritics Choice Awardsでは、デヴィッド役を務めた子役のアラン・S・キムが子役賞を受賞。その受賞スピーチが可愛すぎると話題を呼んでいる。
可愛すぎ!Critics Choice Awards子役賞受賞スピーチ
現在8歳のアランは、『ミナリ』で映画デビューを果たした韓国系アメリカ人。算数と化学が好きな小学二年生で、映画『ソニック・ザ・ムービー』や『ハリー・ポッター』を好んで見ているそう。
そんな彼は人生で初めて俳優としての賞を受賞。その時のスピーチがあまりにも可愛すぎた。
“Is this a dream?”��Congratulations to #Minari star Alan Kim, the #CriticsChoiceAwards winner for Best Young Actor! pic.twitter.com/LwqISe2nmR
— Minari (@MinariMovie) March 8, 2021
指名されたアランは嬉しそうに口に手を当てて驚き、「ありがとう。ありがとう」と感謝。
「まず、投票してくれた批評家と私の家族に感謝します」と言い始めると、だんだんと声が上擦り、「オーマイガー、泣いてしまいます」と口を押さえ、顔をくしゃっとさせて嗚咽。そして自分を落ち着かせるように胸にぽんぽんと手を当てながら「すぐに別の映画に出演できることを願っています」と一生懸命に話した。
そして号泣しながらほっぺを少しつねって「これは夢?夢じゃないよね」と言った。
その姿を見た観客はもうメロメロ。アランの動画が投稿されたリプライ欄では、「いかなる犠牲を払っても君を守るよ」「これを見て涙が出なかった親がいるかどうか知りたい」「圧倒されたよ。私の中のママが反応してる。美しい。そして共有してくれてありがとう。私もすすり泣きしています」というメッセージが溢れかえった。
そんな映画『ミナリ』は、日本では3月19日より上映開始。(フロントロウ編集部)