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イギリス王室のチャールズ皇太子が、世間を騒がせている息子ヘンリー王子と妻のメーガン妃のインタビューを見たかどうか直撃される場面があった。チャールズ皇太子の反応に注目が集まる。エリザベス女王による公式声明も公開。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子、チャールズ皇太子やウィリアム王子との現在の関係を語る

 2020年の3月をもってイギリス王室を離脱したヘンリー王子メーガン妃が自らの体験をもとに王室の内幕について赤裸々に語った米CBSの特別番組『オプラ・ウィズ・メーガン・アンド・ハリー(Oprah with Meghan and Harry)』の放送から数日が経った。

 夫妻とプライベートでも交流がある米大物司会者のオプラ・ウィンフリーがホストとなった同インタビューでは、世間の人々が予想していた以上に衝撃的な告白が相次ぎ、先に放送されたアメリカでは1710万人以上が、そして米Varietyによると、イギリス本国ではピーク時には全人口の約5分の1にあたる1240万人あまりが視聴するという驚異的な視聴者数を記録した。

画像1: ヘンリー王子、チャールズ皇太子やウィリアム王子との現在の関係を語る

 そんなインタビューの重要な注目ポイントの1つとなったのが、ヘンリー王子がロイヤルファミリーの面々との現在の関係について語った場面。

 王室離脱の決定打となったのは、”必要なサポートと理解を得られなかったこと”が原因だったと明かしたヘンリー王子は、確執がウワサされてきた兄ウィリアム王子との現在の関係について、「ウィリアムのことは愛しています。私たちは一緒に地獄を見てきました。ただ、今は別々の道を歩んでいます。私たちのあいだには間隔があいています。でも、それは時が解決してくれるでしょう」とコメント。

画像2: ヘンリー王子、チャールズ皇太子やウィリアム王子との現在の関係を語る

 さらに、父チャールズ皇太子に関しては、しばらく沈黙した後、離脱に際して、しばらく電話に出てくれないことがあったことを明かしながら、「解決しなければならないことがたくさんあります。父は私と似たような経験をしているので、とてもがっかりしました」と落胆を口に。

 「父はその痛みがどんなものか知っています。それにアーチーは孫です。もちろん、私が父に対する愛を失うことは絶対にありません。しかし、たくさんの傷を負ったことも事実です。私は関係を修復することを、最優先事項にしていきたいと思っています。けれども、彼らは自分たちが知っていることしか、知ろうとしません。それが問題なのです。私はこの過程を通じて、彼らに学んでもらおうと頑張ってきました」と続けた。


チャールズ皇太子「インタビューは見た?」と直撃される

 英王室における人種差別や夫妻の長男アーチーの称号にまつわる王室側の決定、メンタルヘルスのバランスを崩したメーガン妃が然るべきサポートが得られなかったことなど、さまざまな問題に関して、メーガン妃とヘンリー王子が独自の経験や見解を明らかにした今回のインタビュー。

 王室メンバーが、2人が語った内容をどんな風に受け止めたのかというのは、今、世界中の人々が気になっていること。

画像: チャールズ皇太子「インタビューは見た?」と直撃される

 そんななか、公務へと出かけたチャールズ皇太子がインタビューを見たかどうか記者から直撃される場面が。

 ノース・ロンドンにある国民保健サービスのワクチン接種クリニックを視察したチャールズ皇太子は、去り際に英Sky Newsの記者から「インタビューについてどう思われたかお聞きしてもよろしいでしょうか?」と直球の質問をぶつけられると、「ハッハッハ…」と笑い「ありがとう、みなさん」と続けて、そのまま建物の外へと出って言った。

 チャールズ皇太子やウィリアム王子も含め、ロイヤルファミリーとのわだかまりは「時が解決してくれるはず」とオプラとのインタビューで語ったヘンリー王子。

 自身は王室における君主制というシステムから抜け出すことができたものの、「私の父と兄も(かつての自分と同じく)閉じ込められているのです。しかし、彼らはそこから出ることを許されません。そのことに同情しています」と、チャールズ皇太子とウィリアム王子は、ともに次期国王であるという立場上、君主制のしがらみから逃れることができず気の毒に思うとも語っていた。


英王室が公式声明「ロイヤルファミリー全員が悲しんでいる」

 チャールズ皇太子が気まずそうな笑いで記者の質問をかわした日の午後、ロイヤルファミリーはエリザベス女王名義で公式声明を発表。

 「ハリー(ヘンリー王子)とメーガンにとって、過去数年間がどれだけ試練に満ちたものだったかということを知り、ロイヤルファミリー全員が悲しんでいます。(インタビューで)取り上げられた問題の数々、とくに人種に関しては憂慮すべき問題です。いくつかの問題に関しては記憶が異なるかもしれませんが、いずれも真摯に受け止め家族間で私的に対処します」

 コメントの最後は「ハリー、メーガン、そしてアーチーは、これからもずっと家族の一員として愛され続けます」という、ヘンリー王子一家が今後もロイヤルファミリーを構成するメンバーであることには変わりがないという一文で結ばれていた。(フロントロウ編集部)

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