Photo:ゲッティイメージズ,スプラッシュ/アフロ,ニュースコム
演劇アワードの常連である俳優のロザムンド・パイクが受賞トロフィーを保管している場所が独創的すぎる。自身が亡くなった後の“将来展望”がおちゃめ。(フロントロウ編集部)

受賞トロフィー、みんなどうやって保管してる?

 2020年から2021年にかけてはパンデミックの影響により、だいぶ控えめだったけれど、毎年、欧米では毎月のように何かしらのエンタメ系の授賞式が行なわれている。

 栄誉ある賞を獲得した証としてセレブたちに授与されるのが、アワードごとにデザインが異なる受賞トロフィー。

画像: ゴールデン・グローブ賞のトロフィー

ゴールデン・グローブ賞のトロフィー

 その保管の仕方は人それぞれで、いつでも眺められるようにリビングルームのインテリアとして飾ったり、お客さんが来た時に見せびらかせるよう客間に展示しているセレブや、1人でこっそり悦に入るために自分専用のオフィスや書斎に並べてあるという人セレブもいる。

 あるいは、映画『愛を読むひと』でアカデミー主演女優賞を獲得したケイト・ウィンスレットや映画『ハワーズ・エンド』で同じくアカデミー賞の主演女優賞を受賞したエマ・トンプソンのように、誰もが憧れるオスカー像をトイレに飾っているというツワモノもいる。

画像: 左:ケイト・ウィンスレット、右:エマ・トンプソン

左:ケイト・ウィンスレット、右:エマ・トンプソン


ロザムンド・パイクは「埋める」

 ベン・アフレックと共演した2014年の映画『ゴーン・ガールズ』で観客たちを凍りつかせる迫真の演技を見せたイギリス出身の俳優ロザムンド・パイクは、同作でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞(SAGアワード)にノミネートされたほか、ロンドン映画批評家協会賞英国女優賞をはじめとする10以上ものアワードで受賞。

画像1: ロザムンド・パイクは「埋める」

 2019年にはドラマ『State of the Union』でエミー賞の短編コメディ/ドラマ・シリーズ部門の女優賞を、2021年3月に授賞式が行なわれた第78回ゴールデン・グローブ賞では、NetflixやAmazonプライムビデオで配信中の映画『アイ・ケア・ア・ロット』で演じた非情な詐欺師役でコメディ/ミュージカル部門 主演女優賞を獲得した。

画像: 映画『アイ・ケア・ア・ロット』より©BLACK BEAR PICTURES / Album/Newscom

映画『アイ・ケア・ア・ロット』より©BLACK BEAR PICTURES / Album/Newscom

 そんなロザムンドが各種アワードで手にしたトロフィーを保管しているのは、自宅内ではなく、自宅の庭!

しかも、きれいに並べて飾ったりしているわけではなく、もらったらすぐに土の下に埋めているのだという。

 以前からウワサされていた、この衝撃の保管方法について、米トーク番組『エレンの部屋』で事実だと認めたロザムンドは、なぜ室内に飾りたくないのかという理由をこう説明。

「家の中に飾っておくのは、なんだか気持ちが悪い。だって、みんな人が家に来た時とか、(トロフィーを見て)どういう会話をしてるの? 『わぁ! これってあなたが受賞したアワード?』とか言われるのって気まずくない?」

画像2: ロザムンド・パイクは「埋める」

 ロザムンドはトロフィーを完全に土に埋めてしまうのではなく、あえて像の手や頭など一部がチラ見えするように埋めているのだそう。見失わないようにするためなのかどうかについては明かさなかったけれど、その様子を想像するとだいぶシュール。

 受賞のたびに、どんどん庭に埋めていっているトロフィーの行く末についてロザムンドは、「私が死んだり、誰かに家を売ったりして、新しい住人が庭を改修しようとして掘り起こしていたら、何か金属にぶつかるの。彼らはお宝を見つけたと思うでしょうね。実際のところは、アワードのトロフィーがたくさん出てくるだけなんだけど」と、おちゃめな展望まで語っている。

 ちなみに、ゴールデン・グローブ賞のトロフィーはまだロザムンドの手元に届いていないそうで、それまでの間楽しめるようにと自身の子供が描いてくれたトロフィーを持つ自分の似顔絵をインスタグラムで公開している。

(フロントロウ編集部)

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