第63回グラミー賞が、日本時間3月15日にロサンゼルス・コンベンション・センターで開催され、主要4部門は全て女性アーティストが受賞した。(フロントロウ編集部)

女性アーティストが大活躍したグラミー賞

 音楽界で最も名誉があると言われているグラミー賞授賞式は、当初、日本時間2月1日(米時間1月31日)の開催が予定されていたけれど、新型コロナウイルスの感染拡大により日本時間の3月15日に延期。

 コロナ禍ということで、着席中のマスクは必須で、座席も間隔があけられ、パフォーマンスも事前に収録する人や別ステージでパフォーマンスを行なうなど、これまでの授賞式とは違った工夫が凝らされていた。

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 そんなグラミー賞授賞式で注目されたのは、最優秀新人賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀アルバム賞の主要4部門の受賞者の行方。第63回グラミー賞授賞式では、最優秀レコード賞がビリー・アイリッシュの「Everything I wanted」、最優秀アルバム賞がテイラー・スウィフトの『Folklore』、最優秀楽曲賞はH.E.R.の「I Can't Breathe」、そして最優秀新人賞がメーガン・ジー・スタリオンと、全て女性が受賞した。

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 かつてグラミー賞授賞式では、男性アーティストばかりが受賞する傾向があり、ツイッターで「#GrammysSoMale(グラミーは男ばかり)」というハシュタグがトレンド入りしたことがあったうえ、女性アーティストのノミネート数やパフォーマンスの機会が圧倒的に少ないことから、「男女不平等」など批判の声があがったこともあったけれど、2021年は女性が大活躍。

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 さらに第63回グラミー賞授賞式では、ビヨンセが史上最もグラミー賞を受賞した女性アーティストになり、テイラー・スウィフトが、女性アーティストとして初めて3度最優秀アルバム賞を受賞。そのほかにも、最優秀ロック・パフォーマンス賞の候補が初めて女性アーティストあるいは女性がボーカルを務めるバンドになるなど、女性アーティストたちが記録を更新した。

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 女性アーティストが席巻した今年のグラミー賞。音楽界で最も権威があると言われるグラミー賞で女性アーティストが評価され、それにあたいする賞を受賞できたことは、今後の音楽シーンにとっても大きな意味を持つに違いない。(フロントロウ編集部)

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