チャドウィック・ボーズマンが主演男優賞にノミネート
米現地時間3月15日に第93回アカデミー賞のノミネート作品&候補者が発表に。大腸がんとの約4年間の闘病の末、2020年8月に43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマンが、Netflixのオリジナル映画『マ・レイニーのブラックボトム』で主演男優賞にノミネートされた。
今年の主演男優賞には他に、『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』のリズ・アーメッド、『ファーザー』のアンソニー・ホプキンス、『Mank/マンク』のゲイリー・オールドマン、『ミナリ』のスティーヴン・ユァンがノミネートされている。
亡くなった俳優が死後にアカデミー賞にノミネートされたのは、今回のチャドウィックが8人目。過去には、1930年に『手紙』で主演女優賞にノミネートされたジーン・イーグルス、1956年に『エデンの東』で、翌年に『ジャイアンツ』でそれぞれ主演男優賞にノミネートされたジェームズ・ディーン、1968年に『招かれざる客』で主演男優賞にノミネートされたスペンサー・トレイシー、1977年に『ネットワーク』で主演男優賞にノミネートされたピーター・フィンチ、1985年に『グレイストーク ターザンの伝説』で助演男優賞にノミネートされたラルフ・リチャードソン、1996年に『ル・ポスティーノ』で主演男優賞にノミネートされたマッシモ・トロイージ、2009年に『ダークナイト』で助演男優賞にノミネートされたヒース・レジャーがいる。
彼らのなかで受賞したのは2人となっていて、ピーター・フィンチが主演男優賞を、ヒース・レジャーが助演男優賞をそれぞれ受賞している。
チャドウィックは、米現地時間の2月28日に開催された第78回ゴールデン・グローブ賞にて、同じく『マ・レイニーのブラックボトム』でノミネートされていたドラマ部門(映画の部)の主演男優賞を受賞。アカデミー賞でも主演男優賞を受賞すれば、死後にアカデミー賞を受賞した歴代3人目となる俳優となるため、注目が集まる。(フロントロウ編集部)
記事中、チャドウィックの記録が「7人目」と誤って記載した箇所があったため修正しました。