衣装にはグッチのアーカイブコレクションのものも
3月からイタリアで撮影がスタートした、イタリアの老舗ブランドであるグッチ(Gucci)の創設者一族の闇を描く映画『ハウス・オブ・グッチ(原題:Houseof Gucci)』。
創設者グッチオ・グッチの孫であり、グッチの会長を務めていたマウリツィオ・グッチを『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライバーが演じ、その妻でマウリツィオの殺害をヒットマンに依頼した罪で有罪判決を受けたパトリツィア・レジアニをレディー・ガガが演じる同作は、グッチ一族の骨肉の争いを描いたサラ・ゲイ・フォーデンの著書『The House of Gucci: A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour,andGreed』を基に制作されている。
イタリアのスキーリゾート地であるグレッソネイやミラノの街中で撮影しているところを目撃されているけれど、その時ガガが身にまとっているのは、やはりグッチのアイテム。1995年に起きたマウリツィオ殺害事件をめぐる物語がメインで描かれているため、キャストが着用している衣装の中には、グッチのヴィンテージのものなども。グッチのヴィンテージという貴重なアイテムは、どこから集められているのか。
その答えをグッチのCEOであるマルコ・ビッザーリが米WWDに明かした。マルコは撮影で使用されているヴィンテージアイテムについて「グッチはMGMとスコット・フリー・プロダクションズに協力して、衣装や小道具としてグッチの歴史的なアーカイブへのアクセスを提供しています」と、なんとグッチが撮影を全面的にサポートしていると語った。
グッチが全面協力のもと制作が進められている『ハウス・オブ・グッチ』は、グッチの貴重なヴィンテージアイテムの数々が登場するだけに、映画ファンだけでなく、ファッション好きにもたまらない作品となりそう。
(フロントロウ編集部)