タトゥーを入れないと決めてる場所は「手」
先日、約1年ぶりとなるニューアルバム『Justice(ジャスティス)』をリリースしたシンガーのジャスティン・ビーバーが、手だけはタトゥーを入れないと決めていることを米ラジオ局Sirius XMの番組『The Morning Mash Up(原題)』で明かした。
今となってはもう数えきれないほどたくさんのタトゥーが体に入っている、“タトゥーマニア”で知られるジャスティン。その数は年々増え続けており、上半身に関しては、背中をのぞいてほとんど入れる場所がないほどタトゥーでうまっている。ただし、むやみやたらに入れているわけではないそうで、“ここだけはタトゥーを入れない”と決めている部位があることを教えてくれた。
「(新曲『Peaches(ピーチズ)』にちなんで)小さな桃のタトゥーを体のどこかに入れるかも。でも、手にはタトゥーを入れないと自分に誓ったから、入れるとしても手以外のところかな」
ジャスティンがタトゥーを入れない決めているのは手。そう言われてみれば、両腕ともタトゥーが入っているのは手首までで、手には一切タトゥーが入っていない。
ジャスティンいわく、「スーツを着た時に、手にタトゥーが入っていないほうがいいから」という、わりと漠然とした理由ではあるものの、初めてタトゥーを入れた時からずっとそのこだわりを貫いているそう。
ちなみに、ジャスティンとは対照的に、彼の妻でモデルのヘイリー・ビーバーは手にタトゥーが入っている。
ヘイリーいわく、タトゥーを入れる時はほぼ無計画だが、ジャスティンと同じく入れる場所については一応考えがあるようで、「入れたいタトゥーはたくさんあるけど、将来子供ができた時に、子供の名前や思い出に残る何かのタトゥーを入れたいから、そのための場所をあけてあるの。その日がやって来るまで、とっておきの場所を残しておきたい」と、結婚前に受けた米The Cutのインタビューで語っている。
お気に入りは熊のタトゥー!意味は…
現在、最低でも50個のタトゥーが入っていると言われるジャスティン。すべてのタトゥーを把握しきれているのかどうかも怪しいが、一応、お気に入りはあるそうで、つい最近、米Vogueのインタビューで右胸に入っている「熊」のタトゥーに強い思い入れがあると明かしていた。
「ニュージーランドで入れた熊のタトゥーは、『休息』を表してるんだ。熊はタフで回復力があるけど、ほとんどの期間を冬眠している。そして、それは(熊にとって)すごく重要なことなんだ。でも、僕たち人間は、休まずにつねに前へ、前へ進んでるでしょ? そのせいで疲れ果ててしまうこともある」
また、熊のタトゥーのほかに、首筋に入っている「ツバメ」のタトゥーも気に入っていると話した。「幸運」や「自由」、「希望」「子宝」といった意味があるツバメのタトゥーは、男女問わず入れられるデザインであることから古くから人気が高く、ハリー・スタイルズやショーン・メンデスも、それぞれデザインに違いはあるものの同じツバメのタトゥーを入れている。
タトゥーの“老後問題”に持論
以前、100時間以上かけて彫ったという上半身のタトゥーをSNSで公開した際に、「タトゥーはアートで、体はキャンバス」と誇らしげに語っていたジャスティン。
そんなジャスティンは、過去に仏メディアCliqueのインタビューで「歳をとったらどうするの?」と聞かれた際、「どうせ歳をとったらたるんでシワだらけになるんだ。タトゥーがあってもなくても変わらないんじゃないかな」と、タトゥーの“老後問題”に対する独特の考え方を明かしている。
ジャスティンを含め、タトゥーを入れる人の大半は長い付き合いになることを年頭に置いていると思うが、“年老いたら皮膚も衰えるからタトゥーのあるなしはさほど気にならないはず”という考え方はなんとも興味深い。(フロントロウ編集部)