マスクはマスクでも“あのマスク”はダメ?
会員になれば食品や家電、衣類などあらゆる商品がお手頃価格で手に入ることから、日本でも大人気の会員制ウェアハウス・クラブのコストコ(Costco)。ホットドッグやピザといった食べ物やドリンクが激安で販売されているフードコートは家族連れにも好評で、もはや大型スーパーの域を超え、一種の“テーマパーク”として多くの人たちから愛されている。
そんなコストコでコロナ禍の必需品であるマスクを着用していたにもかかわらず、男性が入店を拒否されるという出来事が起きていた。
場所はイギリスのロンドン西部にあるコストコ。ひとりの男性が入店しようとしたところ、入り口に立っていた従業員に呼び止められてしまった。従業員がこの男性に何かを伝えると、それを聞いた男性はほんの少しだけ抵抗する様子を見せたが、そのまま店をあとに。
一体何があったのか? それは男性がしていたのがマスクはマスクでも、マーベル作品に出てくるスーパーヒーローのアイアンマンのマスクだったから。
コロナ禍ということもあり、イギリスのコストコでも昨年12月から全店舗で、従業員と客にマスク着用を義務付けている。マスクルールの影響で海外のコストコでは着ぐるみを着たり、アイアンマンのマスクのように“被る”マスクをする人が増えていることを、以前、フロントロウでお伝えしたが、店舗によって対応が違うのか、どのコストコにも被るタイプのマスクをして入れるというわけではないよう。
でも、なぜダメなのか? たしかにコストコが提示する「鼻と口を覆っている」という基準は満たしているが、被るタイプのマスクだと顔がわからないので、会員証の写真と照らし合わせて本人確認をすることができない。それが理由でアイアンマンのマスクをした男性が入店を断られたという確証はないが、可能性のひとつとしてありえる。
ちなみに、アイアンマンのマスクをした男性が入店する前後にマスクをしていない客が何人かいたが、上の動画が撮影されたのは昨年とのことなので、マスク着用ルールが適用される前であることが考えられる。(フロントロウ編集部)