ケンタッキーの新商品が斬新すぎて信じてもらえず…
イギリスのマクドナルドがフライドポテトの新サイズを発表するもエイプリルフールの嘘だったという話を、先日、フロントロウでお伝えしたが、シンガポールのケンタッキーフライドチキン(以下KFC)でそれとは真逆の出来事が起きていたことがわかった。
そもそもの“原因”は現地時間4月1日にKFCが公開した1枚のポスターにある。「It’s Finger Licking’ Good(イッツ・フィンガー・リッキン・グッド)」というおなじみのキャッチフレーズとともに、「近日発売」と書かれたポスターに写っていたのは“果物の王様”と言われるドリアン。
味は絶品だけれど強烈な悪臭を放つことで知られるドリアンは、シンガポールをはじめとする東南アジアの国々ではポピュラーなフルーツだが、KFCがそれを商品化するとはにわかに信じがたい。おまけに発表したタイミングが4月1日だったため、誰もがエイプリルフールのネタと信じて疑わなかったが、実際は嘘のような本当の話だった。
後日、改めて発表されたのがこちらのゴールデン・ドリアン・モチ(Golden Durian Mochi)。
KFC公式によると、5個入り約280円(3.45ドル)で販売されているゴールデン・ドリアン・モチは、揚げたモチモチのお餅の中に溶けたプレミアム D24(※ドリアンの人気品種)が入っており、ひと口食べると甘い香りのする“ドリアンの溶岩”があふれ出てくるそう。中のドリアンはかなりアツアツなので、KFCは「食べる時は気をつけてね」と注意喚起している。
ちなみに、近隣のマレーシアのKFCでも、昨年8月にドリアン・ボールズ(Durian Balls)という名前で似たような商品が発売されている。味の想像がまったくつかないのでとても気になるが、日本に上陸することはなさそうなのが残念。(フロントロウ編集部)