新曲「Fool's Gold」をリリースしたソフィア・カーソン
先月、2021年に入ってから最初の新曲となる「Fool's Gold(フールズ・ゴールド)」をミュージックビデオと共にリリースしたソフィア・カーソン。
日本語で“見かけ倒し”を意味する「Fool's Gold」というタイトルがつけられた新曲でソフィアが歌っているのは、相手からの愛を素直には信じられない気持ち。「Fool's Gold」では次のように歌われている。「そう、私自身はあなたが好きでも、直感が引き留める/ああ、魂の底から、知っておかないと/あなたは本物なの? それとも見かけ倒し?/こうやって抱き寄せられていても、それでも知っておかないと/あなたは本物なの? それとも見かけ倒し?」
ディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』でブレイクを果たし、俳優業と並行して精力的にシンガーとしても活動を続けているソフィアのオフィシャルインタビューが到着。新曲に込めたメッセージや、『ディセンダント』で演じてきたイヴィへの思い、美容についてのアドバイスなどを語っている。
ソフィア・カーソンのインタビューが到着
オフィシャルインタビューのなかで、ソフィアは「Fool's Gold」について、自身にとって「新しい時代の到来を意味する曲」になっているとした上で、「ここではひとつのラブストーリーの始まりを歌っているの。それにこれは、聴き手をぎゅっと抱きしめてくれて、同時に気分を上げてくれるような曲でもある。そんな風に、踊りながら泣きたくなるような音楽に、私は惹かれるの。スタジオに入る時にはいつも、聴き手のハートとボディを同時に揺さぶることができる音楽を作ろうと考えている」と語っている。
インタビュアーから、「Fool's Gold」について、“「自分を愛する」という素晴らしいメッセージを含む曲になっている”と指摘されると、「そこを指摘してくれて嬉しい。なぜって『I’ve been working overtime learning how to love myself(私は自分を愛する術を学ぶために大忙し)』という歌詞は、私自身一番素晴らしい箇所だと思っていて」と応じたソフィア。
「自分を100%愛することができないのであれば、ほかの人を愛することは不可能で、自分の心を受け入れることができないのであれば、別の人に自分の心を委ねることもできない、私は前々からそういうふうに考えていて、曲の中にそんなメッセージを確実に反映させたかった。だから、主人公の女性は自分自身を愛している、強い女性。いえ、『強い女性』というのは間違っているかも。『弱い女性』なんか存在しないんだから!」と続けて語り、この楽曲では、女性たちが誰しも心のなかに宿しているであろう強さを表現したかったと説明した。
続けて、火をテーマにしたミュージックビデオに話題が及ぶと、「火は、何かの誕生、何かの始まりを意味しているの」とソフィア。そうしたコンセプトを採用した理由については、「ここでは心の中で炎を燃やしている、ひとりの女性のストーリーを伝えようとしていて、彼女は自分が何を欲しているのか知っている。ひとりの男性に惹かれているんだよね。でもこの恋はあまりにも出来過ぎているように感じられて、まさに“play with fire(危険なことに手を出す)”と表現できる状況なのかもしれないっていうことを示唆しているの」と明かした。
「イヴィは永遠に私の一部分であり続ける」とソフィア
2015年に放送されたディズニー・チャンネルのテレビ映画『ディセンダント』で、白雪姫に登場する悪の女王の娘イヴィ役に抜擢され、今夏に放送が予定されているアニメーションによる新作『ディセンダント: ロイヤルウェディング(原題)』でも声優としてイヴィを続投することが決定しているソフィア。
実写版としては、2019年に公開された『ディセンダント3』で一区切りがついた同シリーズだけれど、ソフィアは今、イヴィに対してどんな感情を抱いているのだろうか? インタビューで訊ねられると、「私はあれから様々なプロジェクトに取り組んできたけど、たとえ番組がもう放映されていなくても、イヴィは永遠に私の一部分であり続けるだろうし、世界中の大勢の女の子にとっても、大切な存在であり続けるはず」と語った上で、次のように続けた。
「そして、まさにそうやって番組と共に成長してきた女の子たちが、今私の音楽を聴いてくれている。だからイヴィと決別することは絶対にないし、イヴィを演じることで築いた土台があって、そこから進化していくことができるというのは、すごくエキサイティングなことだよね」。
新型コロナウイルス禍の外出制限のなかで初めて撮影された映画となった、マイケル・ベイ監督によるSFスリラー映画『Songbird(ソングバード)』で主演を務めたり、来たる新作映画『Purple Hearts(パープル・パーツ)』への出演も控えていたりと、俳優とシンガーの二足のわらじで多忙な日々を送っているソフィアだけれど、そうした活動で疲弊してしまわないよう、「時間を区切ってどちらかに専念するようにしている」ともインタビューでは明かしている。
「例えば2カ月ずつひとつの仕事に集中するという形で。そうすれば1年間に色んなことができるから。次の映画『Purple Hearts』では音楽制作も担当するし、初めてプロデューサーも務めているの。まさにこれから曲作りに着手しようとしているところなんだ」と、それぞれに期間を設ける形で、俳優とシンガーの活動をうまく並行して行なっていると語った。
メイクアップについてのアドバイスも
人気コスメブランドのレブロンでグローバルブランドアンバサダーも務めているソフィアは、インタビューのなかで、メイクアップに関するアドバイスも教えてくれている。
「1番のビューティー・アドバイスは、ありきたりに聞こえるかもしれないけど、『美とは人間の内面から表れるもの』ということ。私の母はいつもそうやって教えてくれたんだけど、誰にも否定できない真実だと思う。自分自身を愛していて、内面が幸福感で満たされている女性が放つ輝きに、勝るものはない」とソフィアは語っている。
「それから、より実践的なアドバイスとしては、私にとっては、顔の輪郭に対する眉のバランスがすごく重要なの。だから眉毛のブラッシングやアイブロウ・ジェルの付け方にはこだわりがあって、丁寧にやっている。あと、真っ赤なリップスティックってすごくパワフルだと思う。『誰にも私を止められない!』って気分があがるし、間違いなく特別な力がある」と、より実践的なアドバイスも伝えてくれた。
最後に、失業を余儀なくされてしまった女性など、この新型コロナウイルス禍で大変な思いをしている人たちに向けて、ソフィアは次のようにメッセージを寄せている。
「残念なことに失業した人の大半は女性だと言うし、すごくアンフェアなことが起きているし、変えていかなければならないことが浮き彫りになったと思う。こういう状況下では、希望を持ち続けることが困難な時もある。ただ、希望って本当にパワフルなものだし、シンプルなことで構わないから、何かしら自分を微笑ませてくれることを見つけ出して、毎日出来る限りそれを実践するのもいいんじゃないかな。とにかく暗闇の中に吞み込まれないで、『希望を持ち続けよう』と自分から決意することが重要だと思う」
(フロントロウ編集部)